オーストラリアで日本アニメ ゴールドコースト映画祭に新海誠、細田守、宮村優子 | アニメ!アニメ!

オーストラリアで日本アニメ ゴールドコースト映画祭に新海誠、細田守、宮村優子

日本アニメの高い人気から、世界各地のイベントでその作品を紹介する機会が増えている。オーストラリアで開催されるゴールドコースト映画祭(Gold Coast Film Festival:GCFF)もそのひとつだ。

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  • ゴールドコースの街(c) 2010 Getty Images
日本のアニメやマンガの高い人気から、世界各地のイベントでその作品を紹介する機会が増えている。4月18日から28日までオーストラリアで開催されるゴールドコースト映画祭(Gold Coast Film Festival:GCFF)もそのひとつだ。
4月2日には、映画祭最終日に世界に先駆けて新海誠監督の最新映画『言の葉の庭』のワールドプレミアを実施することが発表された。これが話題を呼んでいる。日本の劇場アニメ映画がアニメーション映画祭以外でワールドプレミアムを行うのは珍しい。現地の日本アニメに対する積極的な取り組みが評価されたものと言えそうだ。

ゴールドコースト映画祭は日本アニメを取り上げるが、海外に多い日本のアニメ・マンガだけを取り上げるイベントと異なるのが特徴だ。上映作品は、SFやファンタジー、ホラー、サスペンス、アニメーションなど、いわゆるジャンル映画が中心となっている。
日本アニメは3年前より「Cool Japan」とタイトルしたセクションを設けて、集中的に上映している。昨年は映画『BLEACH』にフォーカスし、阿部記之監督と声優の森田成一さんをゲストに招き大好評を博した。本年は『言の葉の庭』に加えて、『おおかみこどの雨と雪』や『映画ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』が上映される。世界様々な映画の中で、注目すべきジャンルとして日本のアニメにフォーカスするのは日本にとってはうれしいかたちになっている。

こうした日本のポップカルチャーに対する取り組みは、さらに大きな枠組みになっている。映画祭と同時期に開催され連動するQPOW!(Queensland Pop Culture Week)でもアニメが大きく扱われる。
QPOW!はいわばオーストラリア版コミコンといった趣だ。アメリコンコミックス、SF映画・ドラマなど世界のポップカルチャーの作品とクリエイターが集まる。そして、ここでも日本のアニメはメインコンテンツのひとつになっている。

4月18日から5月5日まで、ゴールドコースト市内のアートセンターで大規模なエヴァンゲリオンの展覧会「Evangelion Art Exhibition」が開催される。ここではシリーズの原画や設定など様々な貴重な資料が展示される。4月19日には、本作のアスカ役を務める声優宮村優子さんが現地を訪れてトークショウも行う。
また、4月20日、21日のSupanova Pop Culture Expoでは、『おおかみこどの雨と雪』の細田守監督を招きファンイベントをするともしている。さらにコスプレパレードも実施するなどかなり豪華なイベントになりそうだ。

海外での日本のアニメを語るとき、これまでオーストラリアはあまり言及されることがなかった。しかし、ゴールドコースト映画祭を見れば、同国でも大きな人気を博していることが分かる。
さらにここではアメコミや海外のSF映画などと並列的に扱われ、なおかつ存在感を持っていることが興味深い。ゴールドコーストで日本アニメの活躍は、今後の日本コンテンツの海外展開を考えるうえでも興味深いものになりそうだ。

ゴールドコースト映画祭(Gold Coast Film Festival:GCFF)
/http://www.gcfilmfestival.com/
QPOW!(Queensland Pop Culture Week)
/http://www.queenslandpopcultureweek.com.au/
Supanova Pop Culture Expo
/http://www.queenslandpopcultureweek.com.au/
《animeanime》
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