90年代に注目を集めアニメ化も行われた人気SF小説が、シリーズ20周年の節目の年に堂々の完結を迎える。
『それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』完全版12巻が、2月20日に朝日ノベルズより発売される。本巻がシリーズ最終巻となり、その長い歴史に終止符を打つかたちとなった。

『それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』は、著者・庄司卓さん、イラスト・赤石沢貴士さんが手掛けるSF小説だ。1993年より富士見ファンタジア文庫にて刊行され、2010年10月からは朝日ノベルズで「完全版」の再刊行を開始した。
小説はもちろんアニメでも人気を博した。アニメは96年3月から97年12月にかけてOVAがリリース。99年4月からはテレビアニメ化され、半年間オンエアされた。
両作品とも監督は『化物語』や『ささみさん@がんばらない』など、近年もヒット作を続出する新房昭之さんが務めている。またマンガ版やドラマCDも発売されるなどメディアミックスも数多く行われた。
長年愛され続けた作品だけに、その完結に感慨深いファンも多いだろう。主人公・山本洋子らの最後の活躍はどうなったのかに注目だ。

本作の主人公はごく普通の女子高生・山本洋子だ。学業優秀にして運動神経も抜群な彼女は、その筋では有名な天才ゲーマーだった。そんな洋子が放課後に向かった先は、宇宙戦争が繰り広げられている一千年未来の宇宙戦艦の中。人の死なない宇宙戦争にスカウトされた彼女の運命を描いている。
最終巻となった12巻では、洋子とTA−29が参戦しないまま開始された戦闘は、レギュレーション違反のネプチューンが圧倒的な攻撃能力で他艦を撃破し、そのまま「アイアンフィスト」の調査に向かってしまう。取り残された洋子たちは、手がかりを求めて「メリーゴーランド」に向かうのだが…。
シリーズ完結を記念してキャンペーンも実施中だ。2012年7月に刊行された11巻と本巻の帯についている応募券を送ると、抽選で200名に特製カレンダーがプレゼントされる。
[高橋克則]



それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ[完全版]12
定価: 987円(税込)
発売日: 2013年2月20日
新書判並製 264ページ
>http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=14677《animeanime》