原恵一監督の実写映画「はじまりのみち」 宮﨑あおいが出演、先生役とナレーション | アニメ!アニメ!

原恵一監督の実写映画「はじまりのみち」 宮﨑あおいが出演、先生役とナレーション

木下惠介生誕100年記念作品として原恵一監督が実写映画『はじまりのみち』に挑む。そのナレーションを宮﨑あおいさんが担当することが発表された。また宮﨑あおいさんは、国民学校の先生役として本編にも出演もする。

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(C)2013「はじまりのみち」製作委員会
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木下惠介生誕100年記念作品として原恵一監督が実写映画『はじまりのみち』に挑む。そのナレーションを宮﨑あおいさんが担当することが発表された。
また宮﨑あおいさんは、国民学校の先生役として本編にも出演もする。この役は惠介が名作『二十四の瞳』の構想を得る重要なシーンとなっている。人気女優の出演が、映画をさらに盛り上げそうだ。

原恵一監督は『クレヨンしんちゃん』シリーズや『河童のクゥと夏休み』、『カラフル』など、長編アニメ映画の監督を務めてきたことで知られる。その原恵一さんが実写映画の監督を務めるとしても話題となっている。
原監督は本作では脚本も執筆している。『はじまりのみち』は『二十四の瞳』、『喜びも悲しみも幾歳月』、『楢山節考』などで知られる木下惠介監督を追った作品である。国策映画の制作を政府から要求された戦中。当局は、木下惠介が撮った『陸軍』が国威発揚の役割を果たしていないとして次回作の支援を中止した。失意の中で松竹を去った木下惠介は、母・たまが療養する浜松の気賀へと帰郷する。

戦局の悪化により、それから山間の氣田に疎開することになる。国民学校の先生役としての宮﨑あおいさんが、浜松市天竜区春野町の気田小学校からエキストラ12人の子供たちと並ぶ姿が印象的だ。
国旗を振りながら出征を見送る子供たちが軍歌を歌う。その様子を宮﨑あおいさんは憂いを含んだ笑顔で見つめている。

木下惠介生誕100年記念として、昨年よりカンヌ、ベルリン、ベネチアでも木下惠介作品の特集上映プログラムも組まれている。そうした再評価の一環として制作された『はじまりのみち』は、6月1日より全国ロードショーを迎える。
[真狩祐志]

『はじまりのみち』
2013年6月1日(土)全国ロードショー
/http://www.shochiku.co.jp/kinoshita/hajimarinomichi/
配給:松竹

監督・脚本: 原 恵一
[出演]
加瀬亮(木下惠介)、田中裕子(たま)、ユースケ・サンタマリア(惠介の兄・木下敏三)、濱田岳(便利屋)
《animeanime》
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