東京藝大大院映像研究科アニメーション専攻修了展 3月8日から横浜で開催 | アニメ!アニメ!

東京藝大大院映像研究科アニメーション専攻修了展 3月8日から横浜で開催

3月8日から10日まで、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の第4期生修了制作展が開催される。会場は東京藝術大学の横浜校地・馬車道校舎である。

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東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第4期生修了制作展
  • 東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第4期生修了制作展
3月8日から10日まで、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の第4期生修了制作展が開催される。会場は東京藝術大学の横浜校地・馬車道校舎である。
企画展では同校の修了生、在学生のアニメーション作品の映像、そして素材や設定などを通じた制作の過程が見られる。近年、国内外で活躍する多くの作家やクリエイターを輩出する東京藝術大学大学院だけに、新しい才能を見る点からも興味深いものとなる。

東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻は2008年に設立された。歴史はまだ短いが、卒業生、在学生の活躍で、国内で注目を集めるアニメーション教育機関のひとつとなっている。
『頭山』でアカデミー賞の短編アニメーション部門ノミネートなどの山村浩二さんや『ニャッキ!』などで知られる伊藤有壱さんといった国内外で評価の高いアニメーション作家が教授陣がもあり、大学院を目指す人に人気が高い。
これまでの修了生には『グレートラビット』がベルリン国際映画祭で銀熊賞の和田淳さんや『やさしいマーチ』が文化庁メディア芸術祭で新人賞の植草航さんのほか、東映アニメーションで演出助手をする唐澤和也さんやテレビアニメ『人類は衰退しました』のエンディングを制作した白石慶子さんなど幅広い分野に広がっている。

今回上映されるのは第4期生の15作品と第5期生の1年次14作品である。今回も多彩な作品を見ることが出来る。
会期中はトークセッションも行われる。初日8日のライムスター宇多丸さんによる「宇多丸的映画の見方-アニメーションの可能性-」、翌日9日のドキュメンタリー監督の松江哲明さんと山村浩二さんの対談である。各自の観点や展望について聞けそうだ。
また3月16日から22日に、東京の渋谷ユーロスペースでもレイトショー上映が実施される。横浜会場は無料だが、こちらは900円(前売800円)での観覧となっている。
[真狩祐志]

東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第四期生修了制作展
/http://animation.geidai.ac.jp/04sail/

[上映プログラム]

第四期生修了作品(15作品)

『石から』 有吉達宏
『USALULLABY』 池亜佐美
『みゃくみゃく -Drops of Life-』 今林由佳
『ねじ巻き劇場とねずみ』 臼井聡美
『わたくしりとり』 奥下和彦
『午後2時、温室にて』 河井ゆう美
『底なしウィンナー』 川口恵里
『MAZE KING』 キム・ハケン
『コンペイトウのおまじない』 金原里紗
『The Blooms』 久下沼朱紗
『きつね』 中村仁美
『やみのけ』 仲本有里
『失われた空の下で二人』 廣安正敬
『キドモモドキ』 宮﨑しずか
『夜ごはんの時刻』 村本咲

一年次作品(14作品)

『ひとつのカケラ -A Piece Of Green-』 岩瀬夏緒里
『あきちあそび』 大城良輔
『アカベンチャー』 岡本典子
『魚のいうことを聞く』 小野ハナ
『なんでもない』 川上彩穂
『私の額縁』 キム・イェオン
『石けり』 久保雄太郎
『かみさまのはらわた』 小谷野萌
『自我像』 澁谷岳志
『Happy fluffy time』 当真一茂
『連』 中野咲
『cubic centimeter』 春成つむぎ
『Twins in Bakery』 宮澤真理
『コーポにちにち草のくらし』 若井麻奈美
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