「はじまりのみち」特報公開 原恵一監督、初の実写映像に注目 | アニメ!アニメ!

「はじまりのみち」特報公開 原恵一監督、初の実写映像に注目

木下惠介監督の生誕100年を記念して制作が進む映画『はじまりのみち』の特報が、1月18日に公開された。今回の特報は、その原恵一監督の初の実写映画の一部が見られるという点でも興味深いものだろう。

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(C)2013「はじまりのみち」製作委員会
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木下惠介監督の生誕100年を記念して制作が進む映画『はじまりのみち』の特報が、1月18日に公開された。『はじまりのみち』は2012年11月初旬にクランクイン、静岡県浜松市を始め、長野、群馬、栃木、千葉、茨城などの1都6県で撮影をし、2012年中にクランクアップしている。
しかし、映像が公開されるのは、今回が初めとなる。本作の監督は、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』や『カラフル』など数々の傑作アニメ映画を撮ってきた原恵一さんだ。今回の特報は、その原監督の初の実写映画の一部が見られるという点でも興味深いものだろう。

特報はおよそ30秒、本編で木下惠介役を演じる加瀬亮さん、その母親である たま役の田中裕子さん、兄・敏三役のユースケ・サンタマリアさんらの姿が映し出されている。
映画のストーリーは、木下惠介の人生の軸となる母を想う子、子を想う母を描き出したものだ。戦中、脳溢血で倒れた母を疎開させるために惠介がリヤカーで山越えした実話などを織り込んだ。

木下惠介監督は、『二十四の瞳』や『喜びも悲しみも幾年月』、『楢山節考』などで世界的な評価を獲得した映画監督だ。生誕100周年を機に、あらためてその映画を取り上げる機会も増えている。今年2月にはベルリン国際映画祭のフォーラム部門に5作品が出品される予定だ。
一方、原恵一監督は、2011年にアヌシー国際アニメーション映画祭の長編アニメーション部門で2つの賞を獲得するなど国際的な注目を浴びている。現代の日本を代表する監督が、日本の巨匠を演出する『はじまりのみち』が、今後大きな注目を集めそうだ。



『はじまりのみち』
2013年6月1日(土)全国ロードショー
/http://www.shochiku.co.jp/kinoshita/hajimarinomichi/
配給:松竹

監督・脚本: 原 恵一
[出演]
加瀬亮(木下惠介)、田中裕子(たま)、ユースケ・サンタマリア(惠介の兄・木下敏三)、濱田岳(便利屋)
《animeanime》
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