「ねらわれた学園」中村亮介監督 「DEATH NOTE」の荒木哲郎さんと同窓会トーク

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中村亮介さん/荒木哲郎さん
  • 中村亮介さん/荒木哲郎さん
  • ©眉村卓・講談社/ねらわれた学園製作委員会
11月10日に映画『ねらわれた学園』がロードショーを迎えた。本作は眉村卓さんの同名小説をアニメ化した話題作だ。
これまで何度も実写化されてきた原作の初アニメ化に、『魍魎の匣』、『青い文学シリーズ』「走れメロス」の中村亮介監督が挑んだ。舞台を現代の中学校へ置き換えるなど自ら脚本にも携わり、新しい解釈を加えたアニメ映画が誕生した。

11月30日には、そんな中村監督を新人時代から知る荒木哲郎さんとのトークイベントが行われた。中村監督はアニメ制作会社マッドハウスの出身。本作で演出を担当した荒木哲郎さんも、マッドハウス出身で同期の間柄だ。
荒木さんは、『DEATH NOTE』や、『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』、『ギルティクラウン』などの話題作で監督を務めている。次世代のホープとして大きな期待を集めている。

今回、荒木哲郎さんは、同級生スタッフとして登壇した。ふたりともに36歳の若さながら、業界の第一線で活躍する新進気鋭のクリエイターである。その二人がお互いの出会いや本作への思いを語ったのが同窓会トークショーである。

シネマサンシャイン池袋にて本編上映終了後にイベントがスタート。それぞれの第一印象について中村監督は「初めて荒木君の絵を見たときに衝撃を受けて、同じ演出を目指している同志として、こんな(すごい)奴と競わなければいけないなんて勘弁してほしいと思いましたね」と同期の力量に圧倒された様子。
対する荒木さんは「入社当初は中村君が東大出身というところを意味もなくクローズアップしていましたね。勝手にいけ好かない奴なんだろうと思っていましたが、いい人だったので安心しました」と笑いを誘った。

荒木さんは本作に参加した経緯について「『ギルティクラウン』の制作が終わったところで演出の手が足りないという話があり、『DEATH NOTE』で中村君に素晴らしい回を作っていただいた恩返しができると思い、喜んで参加させてもらいました」と明かした。
中村監督は本作で心がけた点に「中学生の生き生きした感じ」を表現することを挙げた。「現代アニメは動きが小さいものが多いのでより動きを大きく、一歩進めた感じを心がけていました」と監督自身が語ったように、躍動感に溢れたキャラクターのアニメーションが『ねらわれた学園』の魅力となっている。
監督は「作品の中に自分の思いを詰め込んだので、見て頂いた方にその思いが届けばいいなと思っております」と観客へのメッセージを伝えた。
[高橋克則]

『ねらわれた学園』大ヒット上映中
/http://www.neragaku.com/
原作: 眉村卓(講談社 青い鳥文庫所載)
監督: 中村亮介
配給: 松竹
制作: サンライズ
《animeanime》

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