海洋堂が世に問う 究極のフィギュア「カプセルQミュージアム」 | アニメ!アニメ!

海洋堂が世に問う 究極のフィギュア「カプセルQミュージアム」

日本フィギュアカルチャーに多大な影響を与え続けてきた海洋堂が、2013年に新たな挑戦に乗り出す。新たなブランド「カプセルQミュージアム」を立ち上げて、2013年1月20日より怒涛の展開を進める。

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日本フィギュアカルチャーに多大な影響を与え続けてきた海洋堂が、2013年に新たな挑戦に乗り出す。新たなブランド「カプセルQミュージアム」を立ち上げて、2013年1月20日より怒涛の展開を進める。
11月21日には、同社にとってもこれまでにない試みとし、都内で大規模な記者会見を開催、今後のラインナップを一挙に公開した。その商品の豊富さと、海洋堂ならではクオリティの高さが訪れたメディアを驚かせた。

「カプセルQミュージアム」は、そのタイトルが示すとおり、硬貨を投入するとランダムに登場するカプセル玩具だ。ただし、そのラインナップは特定のジャンルに限らない。また、“Q”の文字には、「究極のQ」「球体のQ」、「クオリティのQ」という意味が含まれている。
海洋堂の代表取締役 宮脇修一さんは、「森羅万象の面白いモノ、誰も見たことがないミニチュア模型を提供する」としている。キャラクター以外のありとあらゆるものが対象となるようだ。
価格は手頃な1個300円から400円。しかし、会場のフィギュアからは、そのクオリティの高さに比べて割安と感じさせるのに十分なものが感じられた。海洋堂では、1シリーズ30万個の販売を目標にしているという。

実際2013年1月20日の第1弾には、一挙に3シリーズ、「日本の動物コレクションI東北/北限のサル」、「恐竜発掘ティラノサウルス」、「岡本太郎アートピース集~光の饗宴~」が登場する。このバリエーションからも「カプセルQミュージアム」の方向性が窺える。
特に注目を集めそうなのは、累計1億3千万個、史上最も売れたフィギュア「日本の動物コレクション」の復活だろう。
宮脇さんはニホンザルのビジュアルに特に触れ、「こんなすごいものを作れて本当に幸せ。『勝ったな、日本中を席巻できるな』と思った。」と自信満々に紹介する。

意表をつくような岡本太郎アートピース集については、「近代美術館で岡本太郎生誕100年記念があった時、少数限定のカプセルフィギアを作った。入場者が5万人に対し、フィギアが7万個以上売れた。岡本太郎さんと立体物との親和性はすごいものがある」とこちらもその完成度の高さに自信を見せる。
カプセル玩具につきもののお楽しみシークレットについて、記者から質問にでると「シークレットがあるかどうかはシークレット」と。海洋堂らしい、ユーザーの楽しみを盛り上げる答えだ。 

今後、「カプセルQミュージアム」は、さらに2月に「日本のクワガタムシ大全」、「ベジコレ!~野菜ストラップコレクション~」を発売する。さらに「ワールドタンクデフォルメ」、「イカコレ!」、「ペット動物コレクションI」、「妖怪根付鬼太郎百鬼抄」、「マグネット水族館食用魚大全」などが開発進行中だ。
まるで博物学的な幅広さだが、記者会見には博物学大家である荒俣宏さん出席し、宮脇社長とトークを繰り広げた。

そして、「日本伝統のお雛様の文化がフィギアの根底にあり、小ささ、繊細さ、尽くしモノがヒットの要因。江戸時代であっても海洋堂はヒットしていただろう」、「海洋堂が面白い事をやる限りもう少し生きてみようと思う、悪い企みをどんどんやってほしい」と「カプセルQミュージアム」に大きな期待を語った。

海洋堂
/http://www.kaiyodo.co.jp/
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