大友克洋最新作「火要鎮」 米国アカデミー賞短編アニメ部門の選考対象10作品に

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マンガ家、映画監督などで活躍する大友克洋さんの最新アニメ映画『火要鎮』が、第85回米国アカデミー賞の選考作品に挙げられた。米国映画芸術科学アカデミーは、11月9日に本年のアカデミー賞短編アニメーション部門の選考対象10作品を発表した。このなかに大友克洋さんの『火要鎮(英題:Combustible)』の名前が並んだ。
映画芸術科学アカデミーは、すでに56作品の選考対象作品が提出されていた。それを今回、作品投票に先立って10作品に絞った。
今後、アカデミーのアニメーション部会の選考委員には全作品を鑑賞したうえで、さらに3本から5本のノミネート作品に絞り込み、2013年1月10日に発表する。2月24日の授賞式で、最終的に短編アニメーション賞の受賞作品が発表される。

『火要鎮』は、江戸の大火に題材をとった恋物語となっている。アニメスタジオのサンライズが進める「SHORT PEACE」と呼ばれるオムニバス映画プロジェクトの一編で、12分あまりの映像に日本の美がCGアニメで表現された。
映画は国内では春の大友克洋GENGA展、この夏の広島アニメーションフェスティバルなどで上映された。また、アヌシー国際アニメーションフェスティバルにも公式出品されている。今後アカデミーでさらに評価されるかが気になるところだ。

短編アニメーション部門は、長さ40分未満のアニメーション作品を対象としている。ロサンゼルスでの商業公開のほか、特定の映画祭、アワードの受賞作品などもノミネートの資格があり、長編アニメーションよりグローバルな作品が並ぶ。日本からは2008年に加藤久仁夫さんの『つみきのいえ』が受賞、2002年には山村浩二さんの『頭山』がノミネートされている。
本年は『火要鎮』のほかに、ジャクソン・ポロックをテーマにした『Dripped』、英国アカデミー賞を受賞した『The Eagleman Stag』、ディズニースタジオの『Paperman』、アヌシーで短編部門最優秀賞クリスタルを受賞した『Tram』などが名を連ねる。

米国アカデミー賞 
/http://www.oscars.org/

[短編アニメーシュン部門 投票対象10作品]

『Adam and Dog』 Minkyu Lee (Lodge Films)
『火要鎮』大友克洋(サンライズ)
『Dripped』 Léo Verrier 
『The Eagleman Stag』 Mikey Please (Royal College of Art)
『The Fall of the House of Usher』 Raul Garcia 
(Melusine Productions, R&R Communications Inc., Les Armateurs, The Big Farm)
『Fresh Guacamole』 PES  (PES)
『Head over Heels』 Timothy Reckart  (National Film and Television School)
『Maggie Simpson in “The Longest Daycare”』 David Silverman  (Gracie Films)
『Paperman』 John Kahrs  (Disney Animation Studios)
『Tram』 Michaela Pavlátová  (Sacrebleu Productions)
《animeanime》

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