ニコニコ静画、電子書籍・マンガ有料配信スタート 大手出版社参加で3万冊 | アニメ!アニメ!

ニコニコ静画、電子書籍・マンガ有料配信スタート 大手出版社参加で3万冊

動画サービス「niconico」を運営するドワンゴは、10月24日より電子書籍コンテンツの配信をスタートした。同社が提供する電子書籍配信サービス「ニコニコ静画」にて、マンガなど約3万2千冊を取扱う。

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動画サービス「niconico」を運営するドワンゴは、10月24日より電子書籍コンテンツの配信をスタートした。同社が提供する電子書籍配信サービス「ニコニコ静画」にて、マンガなど約3万2千冊を取扱う。これに合わせてiOSアプリ「ニコニコ静画(電子書籍)」のアップデートも行っている。

「ニコニコ静画」はコメント投稿機能によりユーザー間で感想を共有できるサービスだ。2011年11月8日(火)の開設以来、一部を除いて無料コンテンツのみを配信していた。
今回は新たに課金システムを導入し、有料コンテンツ配信をスタートさせた。取り扱うのはコミックを中心にライトノベルや写真集などのジャンルとなる。集英社、講談社、小学館、角川グループなど大手出版社をはじめとした124社の電子書籍コンテンツは3万冊以上。コミックコンテンツの配信プラットフォームとしては日本最大級である。なおR18指定作品の取扱いは行わない。

同サービスは8000冊以上の作品が期限付き配信、いわゆるレンタル機能に対応しており、気軽に閲覧することができる。さらにiOSアプリ「ニコニコ静画(電子書籍)」も大幅に改良し、リーダビリティーも向上した。アプリ内には公式ストア第一弾として「ジャンプコミックストア」がオープン。『ONE PIECE』や『To LOVEる』など人気作品の公式サイトも誕生し、各ページから作品を購入することができる。今後もアプリ内では様々な集英社作品の公式サイト開設が予定されている。
配信を記念して、11月1日(木)から7日(水)まで、スクウェア・エニックス刊行の対象作品の1巻が半額になるキャンペーンを実施する。対象賞品は『鋼の錬金術師』や『男子高校生の日常』をはじめとした計7冊だ。

先日はAmazonの電子書籍リーダーKindleの日本発売も決定し、電子書籍界隈は大きな盛り上がりを見せている。多くのユーザーを持つ「ニコニコ静画」での有料コンテンツ配信が、どのような影響を与えていくのかにも注目が集まる。
[高橋克則]

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