9月17日夜、ニコニコ生放送にて「押井守ブロマガ開始記念!世界の半分を怒らせる生放送 押井守×鈴木敏夫×川上量生」が配信された。このトークは、アニメや実写映画で世界的評価を受ける押井守監督が、ニコニコチャンネルの新サービス「ブロマガ」で独自チャンネルを開設したのを記念したものだ。「ブロマガ」は、無料、有料のライブ番組、テキストベースのメールマガジンを組み合わせたもので、個人のクリエイター、ジャーナリスト、ライターの新たな表現の場として注目されている。押井守監督の「世界の半分を怒らせる」は、その目玉のひとつである。9月17日は、そんなサービスのスタートを飾るに相応し豪華なゲストとなった。押井守監督自身に、その親しい友人でもあるスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー、ドワンゴ会長の川上量生さんといった面々である。トークの会場はソファーをしつらえたリラックス出来るゆるめの雰囲気。普段着姿で登場した3人にトークも、ざっくばらんなものとなった。トークのタイトルは“世界の半分を怒らせる”とあり、押井監督の過激な発言も期待された。しかし、むしろ監督の話は穏やかで、話のあちこちに演出論も含まれるなどまじめなものだった。自身の作品を難解だと思ったことはないと話し、仕事を多くやり過ぎる人について、「(仕事は)やればやるほど達成感に溺れる。少ない努力で大きな成果を得ることが大切。」と監督ならではの意見を述べる。また、映画を作るうえで感情移入させることにはメリットとデメリットがあるとし、スタジオジブリ作品は感情移入させることが目的になっている解説する。鈴木敏夫プロデューサーに「スタゾジブリは変えていない。変えちゃいけないと思っている」と、こちらも監督らしい単刀直入な意見を話した。それでも、全体のトークを引っ張ったのは、むしろ鈴木プロデユーサーだった。鈴木プロデューサーの突っ込みを押井監督がかわしつつ答えるという場面が随所に見られた。鈴木プロデユーサーが最近の監督について、「引退予定?」、「仕事するの?」と問いただす場面も。これに対して監督は、「いろいろ仕事はあります。最近、急激に仕事が増えてきた」と、様々な企画が進んでいることを明かした。一方で「アニメの話はない」と、ジャンルを超えた活動が増えているようだ。通常の配信でも盛りだくさんの内容であったが、一般向けのトークの後にはアフタートークも行われている。こちらはブロマガの有料登録者のみが視聴可能となる。通常配信の内容でも、かなりきわどい話が飛び出していただけに、その内容も気になるところだ。押井守の「世界の半分を怒らせる」は、月額525円。すでにチャンネルの数も充実してきたブロマガでもトップクラスの人気を誇っている。ニコニコチャンネル押井守の「世界の半分を怒らせる」/http://ch.nicovideo.jp/channel/oshimag
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