3月20日、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで、「ONE PIECE展」がスタートする。国民的な人気を誇る『ONE PIECE』だけに、これまでも関連展示企画は数多い。しかし、今回はそうしたこれまでの経験を重ねたうえで実現した、ファンにとっての究極の展覧会となる。 連載15周年記念と名を打った今回のイベントは、原作者の尾田栄一郎さん自身が監修を手がける。これにより原作の世界観が揺るぎなく表現されている。また、六本木ヒルズ52階のフロアーをほぼ全て使った展示は、規模のうえでもかなり大掛かりなものだ。 3月19日には展覧会の内覧会が行われ、その気になる展示がメディアに公開された。その内容は、これまで一部告知されてきたが、期待以上の出来栄えだ。 展示の面白さは、単なる原画展でもなく、あるいはアトラクションや上映会でもなく、様々方法で異なった『ONE PIECE』の魅力を伝えていることだ。等身大の麦わらの一味がいるかと思えば、これまで観たことのない映像が目の前に広がる。そして、さらに大量の原画が展示されるという具合だ。次に何が出て来るか分からない原作同様のワクワク感が貫かれている。 見どころは数多い。まずは会場に入って直ぐの高さ7.5メートルのサウザンドサニー号のマストが来場者を出迎える。六本木ヒルズから見える東京の風景を船の向こうに広がる海との見立ては圧巻だ。 映像は、ルフィたちの冒険を大画面で一気に追体験する「冒険パノラマシアター」、エースの死から立ち上がるルフィのショートストーリーが披露される「仲間シアター」のふたつ。いずれも原作の味わいを活かした演出が必見である。 原画はこれまで雑誌を飾って来た名場面のカラー原画、白黒原画がとにかく大量にある。さらに「ONE PIECE展」のための描き下ろし原画も展示されている。 また、会場に再現された「ボア・ハンコックの“メロメロ甘風”」、「とらわれのエース」、「飛び出す麦わらの一味」は、一転してテーマパークの味わいだ。 『ONE PIECE』は、子どもから大人まで幅広いファンから支持を受けている。今回の「ONE PIECE展」も同様に、子どもから大人まで誰もが楽しめる企画に仕上がっている。子どもだけでなく、大人のファンにこそ足を向けて欲しいイベントだ。尾田栄一郎 監修 「ONE PIECE展」~原画×映像×体感のワンピース/http://onepiece-ten.com/2012年3月20日~6がル17日森アーツセンターギャラリー (東京・六本木ヒルズ)*詳細な展覧会公式サイトでご確認ください。
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