世界的TCG「ワールド オブ ウォークラフト」 コナミが今秋展開 | アニメ!アニメ!

世界的TCG「ワールド オブ ウォークラフト」 コナミが今秋展開

コナミがTCGの新たな大型ブランドを国内に投入する。6月15日、同社は世界54ヶ国で展開し、グローバルで人気を誇る「ワールド オブ ウォークラフト:WORLD OF WARCRAFT TCG」を

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 エンタテインメント企業大手のコナミデジタルエンタテインメントが、トレーディングカードゲーム(TCG)の新たな大型ブランドを国内に投入する。6月15日、同社は世界54ヶ国で展開し、グローバルで人気を誇る「ワールド オブ ウォークラフト:WORLD OF WARCRAFT TCG」を今秋から国内販売すると発表した。
 コナミデジタルエンタテインメントは、TCGの権利を保有する米国のクリプトゾイックエンタテインメント(Cryptozoic Entertainment)社と独占販売契約の締結をした。また、販売だけでなく、関連イベント活動も積極的に手掛ける。ランキング戦や日本大会の開催のほか、世界大会への日本代表の選出なども実施しカードの普及に努める。

 『ワールド オブ ウォークラフトTCG』は、2005年にスタートしたファンタジーの世界を舞台としたカードゲームである。ブリザード・エンタテイメント(Blizzard Entertainment)の人気MMORPGをベースに開発した。エルフやモンスター、人間といった様々な属性のキャラクターのデザインや世界観やシンプルでありながら巧みなゲームが人気となっている。海外ではコナミが権利を持ち、展開する『遊戯王 TCG』の強力なライバルでもある。
 今回はライバルゲームを、国内ではコナミが自ら手掛けることになる。コナミは今回の販売権の獲得で、カードゲームのラインナップを増やし、カードゲーム事業をさらに強化出来るとする。『遊戯王』で築いたノウハウを、海外生れの有力コンテンツに活かす。

 今回の意外とも見える契約締結は、『ワールド オブ ウォークラフトTCG』のマスターライセンス会社が近年クリプトゾイックに切り替わったことも影響していそうだ。同作は2005年から2009年までは米国のアッパー・デック(Upper Deck Entertainment)がビジネスを手掛けていたが、2010年にクリプトゾイックに移管された。
 一方、コナミは、『ワールド オブ ウォークラフトTCG』を『遊戯王』を楽しむ年齢層よりもやや高い年齢層をターゲットにするとみられる。『遊戯王』で獲得した顧客を、より長期間囲い込む狙いがありそうだ。
 日本語対応カードは、「スターターデッキ」2種類とカードの買い足しである「ブースターパック」で今秋に発売する。これらには初心者でもゲームが理解出来る遊び方ガイドをセットにする。

コナミデジタルエンタテインメント
/http://www.konami-digital-entertainment.co.jp/
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