異色の手塚作品「MW」実写映画化 2009年劇場公開 | アニメ!アニメ!

異色の手塚作品「MW」実写映画化 2009年劇場公開

 1976年から78年にかけて、「ビッグコミック」(小学館)で掲載された手塚治虫の異色マンガ『MW』が実写映画化される。監督には『野ブタ。をプロデュース』などの岩本仁志さん、脚本は『デスノート』シリーズなどの大石哲也さんと木村春夫さんが手がける。
 作品は

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 1976年から78年にかけて、「ビッグコミック」(小学館)で掲載された手塚治虫の異色マンガ『MW』が実写映画化される。監督には『野ブタ。をプロデュース』などの岩本仁志さん、脚本は『デスノート』シリーズなどの大石哲也さんと木村春夫さんが手がける。
 作品は手塚作品のなかで、特に社会批評性や人間ドラマが重視された作品で、同性愛やレイプ、猟奇的な殺人といったものが描き出される異色作となっている。そのテーマから映像化には困難さもあると見られるが、今回これがどのように実写化されるかが見所となる。

 作品の主人公は化学兵器「MW」の影響で心身を犯され冷酷な猟奇殺人を繰り返す結城、今回は注目の若手俳優玉木宏さんがこれを演じる。玉木さんは『のだめカンタービレ』の千秋真一役など爽やかな青年役を演じることが多いが、今回は一転して狂気に満ちた殺人鬼となる。
 さらに結城の秘密を知り、善と悪の間で苦悩する神父賀来裕太郎は、電車男で主演をした山田孝之さんが演じる。このほか石田えりこさん、石橋凌さんなど実力派のキャストとなる。 

 手塚作治虫は『鉄腕アトム』や『ブラック・ジャック』、『火の鳥』などの代表作がよく知られる一方で、作品の数の多さや幅の広さも大きな特徴になっている。しかし、そうした多様性にも関わらず、その作品の実写映画化は意外に数が少ない。
 今回の実写映画化は2007年1月に劇場公開された『どろろ』(塩田明彦監督)以来で、2000年代になってからでも、他の実写映画主要作品には2000年に公開された『ガラスの脳』(中田秀夫監督)があるのみである。それだけに手塚治虫生誕80周年のいま制作される手塚作品の実写化は今から大きな注目が集まる。

MW 
公式サイト /http://mw.gyao.jp/

原作: 手塚治虫
エグゼクティブプロデユーサー: 橘田寿宏(アミューズソフトエンタテインメント)
プロデューサー: 松橋真三(STDIO SWAN IMJ-E)
監督: 岩本仁志
脚本: 大石哲也/木村春夫
【キャスト】
結城美智雄: 玉木宏
賀来裕太郎: 山田孝之
牧野京子: 石田ゆり子
沢木和之: 石橋凌

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