東京国際アニメフェア2008にて、4月12日深夜よりフジテレビほかにて放送される『二十面相の娘』のスペシャルステージが開催された。 ステージに登場したのは主役のチコを演じる平野綾さんである。今、最も人気の高い声優の1人である彼女が出演するということで、500枚の整理券は配布開始1時間を待たずに配り終えた。会場の周りには入りきれないファンも大勢詰めかけるステージとなった。 まずは本邦初公開となるプロモーションビデオが上映され、初めて見るという平野さんも迫力ある画面に驚いた様子であった。 『二十面相の娘』の原案となった江戸川乱歩の小説『怪人二十面相』は、小学生時代、推理小説が好きだった平野さんの愛読書であったという。 これまで、元気な役柄が多かった平野さんだが、今回のチコ役は線の細いキャラクターで落ち着いた演技を心がけ、言葉遣いも昭和30年代の台詞を意識して芝居に臨んでいるという。 ステージの途中では二十面相にちなんだパフォーマンスが繰り広げられた。マジシャンのハマック柳田さんが登場し、平野さんはマジックで消された格好となり一時退場。その後、お色直しをして現れた平野さんはエンディングテーマ曲の『Unnamed world』を熱唱し、会場を盛り上げた。 最後に平野さんは「エンディングクレジットが流れるまで、誰が演じているか分からないような新しいお芝居を見せて行きたい。引き込まれてしまう映像なので、観ている方が冒険心を感じていただければ嬉しいです」と意気込みを語った。『二十面相の娘』公式サイト /http://www.chico-tv.com原作: 小原愼司「二十面相の娘」アニメーション制作: ボンズ、テレコム・アニメーションフィルム監督: 富沢信雄シリーズ構成: 土屋理敬脚本: 土屋理敬、吉田玲子、高橋ナツコ、高橋郁子、福島直浩キャラクターデザイン: 堀川耕一総作画監督: 野口寛明美術監督: 小倉宏昌メカデザイン: 友永和秀音響監督: 菊田浩巳色彩設計: 山本智子撮影監督: 宮川淳子編集: 笠原義宏音 楽: 三宅一徳オープニングテーマ: 369 「霞」エンディングテーマ: 平野綾 「Unnamed world」【キャスト】チコ: 平野綾二十面相: 内田夕夜ケン: 松風雅也春華: 佐藤利奈トメ: 新井里美明智: 浜田賢二空根探偵: 竹田雅則(C)小原愼司・メディアファクトリー/「二十面相の娘」製作委員会