「秒速5センチメートル」イタリアの映画祭でグランプリ受賞  | アニメ!アニメ!

「秒速5センチメートル」イタリアの映画祭でグランプリ受賞 

 新海誠監督の『秒速5センチメートル』が、1月15日から20日までイタリア・ボローニャで開催されたフューチャーフィルム映画祭(Future Film Festival)で、映画祭最高の賞にあたるランチア・プラチナグランプリ(Lancia Platinum Grand Prize)を受賞した。
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 新海誠監督の『秒速5センチメートル』が、1月15日から20日までイタリア・ボローニャで開催されたフューチャーフィルム映画祭(Future Film Festival)で、映画祭最高の賞にあたるランチア・プラチナグランプリ(Lancia Platinum Grand Prize)を受賞した。
 さらにマイケル・アリアス監督の『鉄コン筋クリート』が、審査員特別賞(special mention) を受賞し、日本のアニメ作品が2つの主要な賞を独占するかたちとなった。

 フューチャーフィルム映画祭は、その名前の通り未来志向の映画祭。映像の未来をテーマに特撮、アニメーション、CGといった革新的な技術を目指す作品やSF、ファンタジー、フィクションをテーマとして扱う。今年は世界各国から実写やVFX、アニメーションなど10作がコンペティションの公式作品として選ばれていた。
 コンペティション以外の公式上映でも、日本のアニメ映画では『ふるさとJAPAN』、『Highlander: the Search for Vengeance』、『ピアノの森』、『ベクシル』が紹介されている。
 映画祭は今年で10年目とヨーロッパの映画祭として歴史は比較的短いが、若手作家を積極的に取り上げ、新しい才能が現われる場所として注目が高い。

 フューチャーフィルム映画祭は、これまでも日本のアニメーションを積極的に取り上げている。今年もテレビアニメを含めて数多くの作品が上映されている。東洋のアニメーション映画特集の中で『Catblue Dynamite』、『はなれ砦のヨナ』、『星空キセキ』、『Devil May Cry』、『茄子 スーツケースの渡り鳥』、『シグルイ』、『大江戸ロケット』、『電脳コイル』、『スクールランブル』、『Tokyo Tribe 2』などが取り上げられている。
 一方で映画祭は新しい作品だけなく、古い名作アニメーションにも目を向けている。今年は東映アニメーション特集設けて、『白蛇伝』、『安寿と厨子王』、『太陽の王子ホルスの冒険』、『ひょっこりひょうたん島』を上映した。
 ヨーロッパでの日本アニメへの関心が、従来の最新作だけでなく様々な分野に広がっていることを感じさせるラインナップである。

フューチャーフィルム映画祭(Future Film Festival)
/http://www.futurefilmfestival.org/intl/index.php

秒速5センチメートル公式サイト /http://5cm.yahoo.co.jp/
鉄コン筋クリート公式サイト /http://www.tekkon.net/
《animeanime》
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