2月24日にニューヨークのニューヨークホテルで、日本アニメだけを対象にしたアメリカンアニメアワードの発表と授賞式が行なわれた。 最も優れた映画とOAVを対象とするベストアニメ映画賞(Best Anime Feature (OAV))には、『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』が選ばれた。また、長編アニメシリーズ対象としたベストアニメ賞(長編シリーズ)には『鋼の錬金術師』が、ベストアニメ賞(短編シリーズ)には『フリクリ』が選ばれている。 さらにベストマンガ賞では『フルーツバスケット』が選ばれている。 『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』は、2006年にアメリカで劇場公開されてないものの、発売された英語版DVDの販売本数は100万枚を越えたとされている。これは他のアニメDVDの販売実績を圧倒的に引き離しているため、人気実績ともベスト作品に申し分ない。 また、長編シリーズのベストアニメを受賞した『鋼の錬金術師』は映画賞こそ逃したが、ベストパッケージやベストテーマソング、ベストキャストなど4部門を受賞し圧倒的な強さを見せた。ベスト男性声優賞のVic Mignogna氏のあたり役も『鋼の錬金術師』のエドなので、こちらも『ハガネ』の受賞に加えていいかも知れない。 アメリカンアニメアワードは、当初、2006年視聴可能な作品が受賞対象としたため選考に混乱が見られた。しかし、結果を見ると2006年に新作のリリースされたか、リリースが続いている作品が選ばれ妥当な選考に落ち着いたようだ。 アメリカンアニメアワードは今後も続けて行く方針と見られる。しかし、ニューヨークコミコンを主催するリードは今年12月に新たにアニメ・マンガに特化したイベントをニューヨークで開催する予定としている。このため、アメリカンアニメアワードがそちらに移動することも考えられ、今後の行方は不明である。《アメリカンアニメアワード受賞結果》ベストアニメ映画賞 『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』ベスト長編シリーズ賞 『鋼の錬金術師』ベスト短編シリーズ賞 『フリクリ』ベストコメデイアニメ賞 『フリクリ』ベスト主題歌賞 Rewrite (鋼の錬金術師)ベストDVD パッケージデザイン賞 『鋼の錬金術師』ベストマンガ賞 『フルーツバスケット』ベスト男性声優賞 Vic Mignogna(鋼の錬金術師:エド役ほか)ベスト女性声優賞 Mary Elizabeth(攻殻機動隊シリーズ:草薙素子役ほか)ベスト男性声優賞(コメディ) Dave Wittenberg(NARUTO:カカシ役、金色のガッシュベル:ポルコ役ほか)ベスト女性声優賞(コメディ) Debi Derriberry(金色のガッシュベル:清麿役ほか)ベストキャスト 『鋼の錬金術師』 /アメリカンアニメアワード公式サイト ノミネート一覧はこちら 当サイトの関連記事 /アメリカン・アニメアワード 最終選考作品決定
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