パプリカ アカデミー賞 音楽でも選考作品(12/9)

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 12月8日に米国映画芸術科学アカデミーは、来年1月16日に発表されるアカデミー賞歌曲部門のノミネート候補選考対象作品の56曲を発表した。
 日本のアニメ映画『パプリカ』のエンディングテーマ「白虎野の娘」がこのなかの1曲として選ばれた。

 「白虎野の娘」の作曲は、『千年女優』や『妄想代理人』でも今監督とコレボレーションをする平沢進氏である。電子的に処理された独特の反復音が持ち味となった音楽が特徴となっている。
 また、平沢氏の音楽は単に映画のBGMであるだけでなく、監督の今 敏氏の創作活動にも大きな影響を与えていることで知られている。

 今回の選考対象作品は全ての長編映画の音楽(歌曲)から選ばれたもので、この中から1月16日に5曲のノミネート作品が選ばれることになる。
 アニメーション作品では、『パプリカ』のほかに『森のリトルギャング』から3曲、『カーズ』から2曲など、8作品11曲が選ばれている。 
 子供向けに制作される米国のアニメーションはミュージカルスタイルを取り入れることが多く、伝統的に音楽に力を入れる。このためアニメーション音楽は、しばしばアカデミー賞作曲賞、歌曲賞の受賞作品になる。
 また、これまでに海外のアニメーションでは、2003年にフランスの『ベルヴィル・ランデブー』が、歌曲賞のノミネート作品になったことがある。

 『パプリカ』は既にアカデミー賞長編アニメーション部門で、ノミネート選考対象16作品のひとつになっている。
 音楽部門でも選考対象になったことは、『パプリカ』と監督の今 敏氏が米国の映画業界で広く受け入れられていることを示していそうだ。

 音楽部門の予備選考作品は全部で56曲、ノミネート作品になるための競争率は10倍以上となかなか厳しいハードルではある。しかし、毎年数限りなく発表される米国の映画界のなかで、米国内でほとんど上映実績のない『パプリカ』の音楽を評価すべき作品としてピックアップ出来る体制はまた凄いものだと言えないだろうか。
 勿論それは、選考委員に注目されるような優れた音楽を持つ『パプリカ』の作品の魅力でもある。

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《animeanime》

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