米国 ヴィレッジ・ボイスでやおい特集(11/7) | アニメ!アニメ!

米国 ヴィレッジ・ボイスでやおい特集(11/7)

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 米国で広がる「やおい現象」に対する大手メディアの関心が強まっている。米国で有数の大手カルチャー雑誌のヴィレッジ・ボイス誌が、拡大する「やおい現象」について特集記事を組んでいる。
 ヴィレッジ・ボイスは米国を代表するカルチャー雑誌で、ニューヨークを中心にアートやエンタテイメントの愛好家に人気が高い。

 米国ではこれまでも様々な雑誌が「やおい」取り上げているが、今回の記事は近年急拡大を続ける「やおい現象」に米国のメディアが強い関心を持つことをあらためて印象づける。

 今回の特集はエリザ・ストリックランド氏の署名記事で、全体で3万字近くにも及ぶ長大なものである。また、その内容は米国の少女たちを惹きつけるやおいマンガとファンたちを観察したもので、やおいが持つ特殊性に注目しつつも客観的な姿勢が貫かれている。
 そのうえで米国におけるやおい文化の歴史と現状、なぜ少女たちがやおいに惹かれるのかについて分析している。

 ストリックランド氏の記事は、まず今年10月にサンフランシスコで開催されたやおい専門のコンベンションYaoi-Conのレポートと参加者の様子を詳しく紹介している。またそうしたファンがどこから現れたのか、そしてアメリカのゲイの反応、さらに同性愛や性的なテーマの問題に触れている。
 特に10代の女性がこうした作品に接することで引き起こされる問題について深く切り込んでいる。そのなかでは米国の高校教員が運営していたやおいのファンサイトが、サイトのファンだった12歳少女の両親の抗議で閉鎖に追い込まれた例などが紹介されている。

 また、やおいの歴史について興味のある指摘も多い。米国のやおい文化は、日本からのやおい文化の輸入とそれまでも米国に存在したスラッシュと呼ばれる同性の恋愛を扱ったファンフィクションのふたつに源流があるとする。
 さらに米国のやおいブームのきっかけは、日本でも若い女性に人気のあった『機動戦士ガンダムウィング』の放映であったという。

 今回の記事は雑誌掲載のレポートではあるが、これまで米国で紹介されたやおいに関するものでは、ブームの概要から問題点を網羅したベストのものと言えるだろう。
 そして、何より驚くべきは、こうした記事が米国の雑誌メディアでも有数のメジャー誌であるヴィレッジ・ボイスで紹介されていることであろう。

/ヴィレッジ・ボイス /Drawn Together

/Yaoi‐Con2006 
《animeanime》
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