中国 ゴールデンタイムの海外アニメ放映禁止へ(8/14) | アニメ!アニメ!

中国 ゴールデンタイムの海外アニメ放映禁止へ(8/14)

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 中国新聞社など中国の主要メディア各社の報道によると、中国行政府の国家ラジオ・映画・テレビ総局は9月1日より夕方の5時から8時までゴールデンタイムのテレビ放送で、日本アニメを含む全ての外国製アニメーションの放映を禁止する方針を明らかにした。
 この方針は正式には発表されていないが、行政府によって各放送局に通達としてだされているという。放映禁止作品のなかには海外との合作アニメーションは含まれない。

 国内のアニメ市場で海外アニメーションの寡占化が進み、自国のアニメーション産業の保護育成をする必要があることが今回の決定の理由とされている。中国は現在、大学などでのアニメーション教育の促進や、国内にアニメーション産業基地を設けるなどアニメーション産業の育成に大きな力を入れている。
 今回の決定は産業保護の導入による、産業育成の支援の一環だとみられている。また、今回の決定は2000年以降から強化されつつある、海外アニメーション規制の一連の流れでもある。
 既に、海外アニメーションの放映は2000年に行政府による許可制になっており、近年は日本アニメに関していえばほとんど放送許可は下りていない。
 また、2004年には外国アニメーションと国内アニメーションのテレビ放映の割合を4:6以下に制限する放送の総量規制も導入されている。

 ゴールデンタイムの海外アニメーションの放送禁止は、昨年の6月に中国行政府の方針として既に明らかにされていた。しかし、これまでは具体的な禁止処置がないまま、放映が継続されてきた。
 今回の決定は先に発表されていた方針をあらためて確認し、さらに実施期限を明確にすることで政策方針の実行を求めることになりそうだ。
 
 しかし、こうした保護育成策が中国国内のアニメーション産業の育成につながるのかは、中国国内のメディアやアニメーション関係者の間でも疑問投げかけるものが少なくない。また、実際に行政でなく地方レベル、放送局レベルでは視聴率の高い海外のアニメーションのニーズは高いとされている。
 こうした規制がどの程度実行力を持って、どの位の期間実施されるのかが今後の鍵になるであろう。

 また、この禁止処置は日本アニメだけでなく、中国以外の国で製作された全てのアニメーションが対象になる。このため既にゴールデンタイムで放映されることが少なくなっている日本アニメ以上に、それ以外の国のアニメーションの影響が大きいだろう。
 米国のメディアは、現在、中国のゴールデンタイムで放映されている『シンプソンズ』などが、締め出される懸念があると報じている。
《animeanime》
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