アニメだけがオタクでない 野村総研の調査(10/7) | アニメ!アニメ!

アニメだけがオタクでない 野村総研の調査(10/7)

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 2004年8月にアニメやマンガ、組立PC、ゲーム、アイドルのオタク市場5分野の市場規模を算出し、市場に与える影響力を調査・発表した野村総合研究所が、さらに規模を拡大したオタク市場の調査を発表している。
 調査結果によれば、前回より範囲を広げたオタク関連12分野(自動車、旅行、ファッション、カメラ、鉄道など)の市場人口は、コミックの35万人を筆頭に延べ172万人に及ぶ。 さらに、市場規模はコミック830億円、旅行810億円、芸能人610億円など合計4110億円の巨大市場となる。

 前回調査の5分野は、秋葉原カルチャーを代表する分野、「萌え」を想起させる分野に焦点を置いていた。それに対して、今回の調査の特徴はファッション、旅行、自動車、AV機器などメインカルチャーも含めた広い分野を対象としていることである。
 ここで言うオタクは広い意味のもので、特定の趣味に没頭している人を指している。そうであれば、これら12分野以外にもゴルフオタクやグルメオタクと言ったものも考えられるので、オタク市場約4100億円といった数字自体はそれほど重要なものでないだろう。
 それよりも、オタクのタイプを、「家庭持ち仮面オタク」、「我が道を行くレガシーオタク」、「情報高感度マルチオタク」、「社交派強がりオタク」、「同人女子系オタク」の5つに類型化し、行動様式を説明していることだ。さらに、特定産業の盛衰に与えるオタク層の関わりといった企業戦略的な視点も面白い。

 しかし、12分野の市場規模を詳細に検討してみるととても面白い。例えば、組立PCオタクの19万人は、アニメオタクの11万人、ゲームオタクの16万人より多いとされている。しかし、アニメオタク、ゲームオタクにはよく会うが、組立てPCオタクにはあまり会ったことがない。彼らは一体どこに生息しているのだろうか。
 同様にファッションおたく4万人というのもかなり少ない気がする。これはコミックオタク35万人の1/8以下で、カメラオタク5万人よりも少ない。インターネット上では、しばしばオタクの定義について論争されることがあるが、今回の調査をとってもそもそもオタクとは何なのかという難しさを感じさせる。

 今回の調査は、野村総合研究所のオタク市場予測チーム編『オタク市場の研究』として10月13日に東洋経済新報社から発売される。オタク市場のより深いマーケティングは、こちらの本を読むと良いだろう。

/野村総合研究所 
/野村総研のニュースリリース 

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