そんな映画だけにMay’nの本作に対する思い入れも大きい。公開初日のシネマサンシャイン池袋にてその姿を見せ、舞台挨拶を行った。映画撮影や映像、音楽について語ると伴に、本作の主題歌である「Phonic Nation」をフルコーラスで披露し、劇場内を沸かせた。
3Dで収録されたライブ映像についてMay’nは、「LIVE会場そのまま、本当にリアルな映像になっています。目の前にMay’nがいるかのように錯覚するほどで、私もMay’n!と手を伸ばしてしまったり、“May’nがMay’nに向かって歌っている”ような不思議な感覚になりました(笑) ステージの奥行きも凄くて、リアルなライブを体感していただけると思います。観客の皆さんには盛り上がって観ていただきたいと思います。」と、納得のいく様子だ。
その映像は最新の3D技術「3 ALITY Digital」を駆使したものだ。迫力の映像と5.1ch高音質サラウンドの臨場感あふれる作品を創り上げる。2009年に公開され世界的に話題となったU2の3D映画『U23D』でも使用された。
本作では須永秀明監督が、演出・映像の指揮を執った。舞台挨拶では須永監督も登壇し、3D撮影の苦労やポイントを語った。
「May’nちゃんはファンの方をすごく大切にされる方なので、その距離感を大切に、より密着した感じにできればというのがありました。3Dだからこそできる臨場感であったり、CGを駆使した演出もありますので、これまでにないLIVEとして楽しんでいただけると思います。」

舞台挨拶の最後には、May’nからの音楽にかける熱いメッセージが披露され、ファンから声援を受けていた。May’n の2011年のさなる飛躍を感じさせる映画公開初日だった。
「日頃から感じている音楽への思いを全て収録していただけたので、この映画を通じて私が本当に音楽・ライブが大好きだっていう気持ちを届けたいと思います。また、昨夏ツアーの合間に作った「Phonic Nation」という曲は“音の国”という意味ですが、他の国の人たちとも、音楽でこんなにもひとつになれるんだという想いが込められています。世界にはいろんなたくさんのことがあるけど、音楽は音楽という1つの国をつくることができるんだと私は感じています。」
『May’n THE MOVIE –Phonic Nation- 3D』
公式サイト /http://www.mayn-movie.com/