
発表されたのは、カプコンが開発する人気ゲームソフト『バイオハザード』シリーズ初のフルCG劇場アニメーションの製作である。世界的な大ヒットゲームが、劇場アニメーションとして生まれ変わる。
映画の製作にあたっては、実写版『バイオハザード』を製作し、世界的な大ヒットを収めているソニー・ピクチャーズ の日本法人ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント ジャパンが、カプコンとタッグを組む。
監督は『日本沈没』や『L Change the WorLd』の特撮監督を務めた神谷誠氏が、プロデュースは『バイオハザード4』や『デビル メイ クライ4』などで知られるカプコンの小林裕幸氏が行う。また、アニメーション制作は、『アップルシード』や『エクスマキナ』で、その実力が広く知られるデジタル・フロンティアである。
サンディエゴの記者会見には、神谷誠監督と小林裕幸プロデューサーが出席をし、日本発の大型プロジェクトをアピールした。
神谷監督は、「昔からゲーム版『バイオハザード』のファンでこのお話を頂いたとき、非常に興奮しました。と同時にこれだけのビックタイトルを手掛けることについてプレッシャーを常に感じながら作っております。現在制作も追い込みに入り、 『バイオハザード』ファンの期待を裏切らない出来に仕上がってきていると思います」と語った。
また、小林プロデューサーは、「今回『バイオハザード』シリーズ初のCG長編作品ということでワクワクしながら作っています」と映画製作が順調に進んでいる様子を紹介する。また、「ゲームの続編であることを意識し、レオン・クレアを登場させております。ゲームをプレイしている人はもちろん、プレイしていない人でも楽しめる作品に仕上げています」と、原作の持ち味を生かしつつ、より幅広いファンにも楽しめる作品であることを紹介する。ゲームを知り尽くした日本のプロデューサーならではの作品が期待出来そうだ。

そして記者会見では映画が、世界に先駆けて10月18日から日本で限定公開されることが明らかにされた。この世界先行公開は、2週間限定、東京・新宿ピカデリー、大阪・梅田ブルク7、名古屋・ミッドランドスクエアシネマで上映される予定だ。
日本のゲームソフトは、これまでハリウッドで劇場映画化され、ヒットしたものも数多い。それだけに、引く手あまたの人気コンテンツといえる。そうしたなかで今回は、敢えて日本での製作、日本の監督とプロデューサー、制作会社である。日本発のフルCG映画『biohazard:DEGENERATION バイオハザード:ディジェネレーショ』の期待が高まる。
サンディエゴ・コミコン(Comic-Con International)
/http://www.comic-con.org/
『バイオハザード:ディジェネレーション biohazard:DEGENERATION』
公式サイト /http://www.biohazardcg.com/
10月18日から2週間限定世界先行上映
新宿ピカデリー、大阪ブルク7、名古屋ミッドランドスクエアシネマにて
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
【STAFF】
監督: 神谷誠
脚本: 菅正太郎
プロデューサー: 小林裕幸
制作: デジタル・フロンティア
2008 年/日本映画
英文タイトル: resident evil: DEGENERATION
上映時間: 約98分
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給