平 常さん「木を植えた男」を朗読する 現代美術館で | アニメ!アニメ!

平 常さん「木を植えた男」を朗読する 現代美術館で

東京都現代美術館は、8月10日、12日にフレデリック・バックさんの代表作『木を植えた男』の朗読劇を行う。

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 7月2日より「フレデリック・バック展」を開催する東京都現代美術館は、8月10日、12日にフレデリック・バックさんの代表作『木を植えた男』の朗読劇を行う。人形劇俳優の平 常(たいら・じょう)さんが、フランスの作家ジャン・ジオノさんが書いた小説をもとにしたアニメーションの映像と伴に朗読する少し変わった企画だ。
 8月10日と12日の2日間、いずれも13時から15時半からの2回を東京都現代美術館B2講堂で開催する。上演時間はおよそ50分を予定している。朗読劇鑑賞のための特別料金はないが、8月2日より東京都現代美術館インフォメーションカウンターでの先着順の受付を行っている。また、参加は小学4年生以上に限定している。

 展覧会のテーマとなっているフレデリック・バックさんは、フランス出身カナダを代表するアニメーション作家である。東京都現代美術館では、その業績を1000点も及ぶ作品・資料、そして映像で紹介をしている。
 『木を植えた男』は、ジャン・ジオノさんの原作をもとに1987年に手描きのアニメーションとして制作された。一人の男が木を植え続けるこことで、荒野を森に変えた実話を描く。

 一方、平 常さんは、従来の常識とイメージを覆す人形劇で知られている。全ての役柄を一人でこなすだけでなく、脚本、演出、音楽、美術も自ら手掛ける。代表作の『毛皮のマリー』は、日本人形劇大賞銀賞を最年少で受賞するなど注目が高い。
 平さんは子供の頃に『木を植えた男』の絵本を読んで感銘を受け、人形劇にしたいと思ったという。それから約20年、人形劇とやや異なるかたちで『木を植えた男』に関わることになった。朗読会ではアニメーション映像と伴に、そして高畑勲監督監修による新字幕をベースにした『木を植えた男』の朗読を行う。ジャン・ジオノからフレデリック・バック、高畑勲、そして平 常とクリエイティブの連鎖が続く、美術館の展示と合わせて鑑賞したい企画だ。 

フレデリック・バック展
/http://www.ntv.co.jp/fredericback/
10月2日(日)まで東京都現代美術館にて

朗読劇
場所: 東京都現代美術館 B2講堂 
日時:
8月10日(水) 1回目 13時開演  2回目 15時半0開演
8月12日(金) 1回目 13時開演  2回目 15時半0開演
※上演時間約50分(予定) 
詳しくは公式HP /http://www.ntv.co.jp/fredericback/ をご確認ください。
《animeanime》
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