「マクロス」とメディア芸術が出会う 深夜の六本木で大型トーク | アニメ!アニメ!

「マクロス」とメディア芸術が出会う 深夜の六本木で大型トーク

多角的なトークイベント「メディア芸術クロストーク「マクロス」にみるマンガ・アニメ・ゲーム・メディアアート」が行われる。六本木アカデミーヒルズを会場に、3月26日深夜24時から

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 1982年にテレビシリーズとして登場した「マクロス」シリーズは、以降、様々なかたちでアニメ文化に大きな影響を与えて来た。しかし、その影響はアニメだけにとどまらない。日本のポップカルチャーやさらにそこから外に向かって作品の魅力を発信し続けて来た。
 そうしたマクロスシリーズを中心に、日本のサブカルチャー、さらにメディア芸術まで捉えた多角的なトークイベント「メディア芸術クロストーク「マクロス」にみるマンガ・アニメ・ゲーム・メディアアート」が行われる。六本木アカデミーヒルズを会場に、3月26日深夜24時から3部構成で29時(27日5時)までを予定する。

 5時間にも及ぶイベントは、登壇者も豪華だ。アニメ制作現場からアート分野にまで及ぶ。第一部は、マクロスシリーズに深く関わり、最新作『マクロスF』監督も務める河森正治さんと現代アーティスト村上隆さんの対談だ。モデレーターは氷川竜介さんが務める。
 河森正治さんは、マクロスシリーズを通じて世界的に広く知られる。村上隆さんも世界各国の美術ファン、ギャラリー・美術館から注目を浴びる。そうした国際的な視点から、日本のポップカルチャーについて語ることになる。また、アニメから離れてもしばしば深い思想を語る河森監督、アーティストが社会の現実とどう立ち会うべきかを発信し続ける村上隆さんという組合せも興味深い。

 第二部は「マクロス・インサイド/アウトサイド」と題して、「マクロス・インサイド」、「マクロス・アウトサイド」とさらにふたつに分けてマクロスの影響を多角的に語る。こちらはモデレーターをアニメ評論家の藤津亮太さんが行う。
 「マクロス・インサイド」には、志田英邦さん、八谷和彦さん、美樹本晴彦さん、山賀博之さんと作品に参加したスタッフも含めたトークとなる。一方、「マクロス・アウトサイド」は、京田知己さん、三宅陽一郎さん、明和電機、森川嘉一郎さんが登壇する。ジャンルを超えたトークが面白そうだ。

 参加は無料、3月9日10時から16日まで事前登録の申し込みを受け付ける。応募者多数の場合は抽選となる。定員は400名の会場で参加のほか、ライブラリーカフェを利用した中継会場で参加する150名も設けられ、かなり多い。ただし、ビッグネームが並ぶだけに、かなり人気化しそうだ。また、今回のイベントは、1部と2部のみUstreamで配信を予定する。
 イベントは文化庁委託の「メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業」の一環として行わるものだ。メディア芸術を切り口に様々な文化が融合する、そんなコンセプトが活かされている。

六本木アートナイト2011
/http://www.roppongiartnight.com/
六本木ヒルズプログラム
/http://www.roppongiartnight.com/roppongihills/index.html

メディア芸術クロストーク
「マクロス」にみるマンガ・アニメ・ゲーム・メディアアート


日時: 3月26日[土] 24時〜29時(開場23時半0)
会場: 六本木アカデミーヒルズ49 タワーホール・ライブラリーカフェ
定員: 400名(タワーホール)・150名(ライブラリーカフェ/中継会場)
参加費: 無料(要・事前申込)
主催: メディア芸術コンソーシアム構築事業事務局
協力: ビックウエスト

【プログラム】
第一部(24時〜25時半)
対談「アートナイトにマクロスアタック!」
出演: 村上 隆(アーティスト)×河森正治(「マクロスF」監督)
モデレーター: 氷川竜介(アニメ評論家)

第二部(25時50分〜28時)
クロストーク「マクロス・インサイド/アウトサイド」
[マクロス・インサイド]
出演:
志田英邦(編集者・ライター)、八谷和彦(メディアアーティスト)、美樹本晴彦(マンガ家・キャラクターデザイナー)、山賀博之(アニメ監督・プロデューサー)
モデレーター: 藤津亮太(アニメ評論家)

[マクロス・アウトサイド]
出演:
京田知己(アニメ監督)、三宅陽一郎(ゲーム開発者・AIプログラマー)、明和電機(アーティスト)、森川嘉一郎(明治大学准教授)
モデレーター: 藤津亮太(アニメ評論家)

第三部(28時20分〜29時) 
第二部ゲストによる質疑応答&フリートーク

[申込方法]
専用サイトより申し込み。
3月9日(水)10:00公開、申込開始
http://mediag.jp/cross_talk/
《animeanime》
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