2011年公開『イリュージョニスト』アニー賞5部門ノミネート | アニメ!アニメ!

2011年公開『イリュージョニスト』アニー賞5部門ノミネート

『イリュージョニストが、12月6日に発表されたアニー賞で長編アニメーション賞、アニメーション映画監督賞、脚本賞(映画)、音楽賞(映画)、キャラクターデザイン賞(映画)の5部門でノミネートを果たした。

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 2003年に公開され世界のアニメーション関係者に衝撃を与えた『ベルヴィル・ランデブー』。そのシルヴァン・ショメ監督の7年ぶり新作映画が『イリュージョニスト』(原題:L'Illusionniste)である。既に世界各地の映画祭で注目を集めている本作が、12月6日に発表されたアニー賞で長編アニメーション賞、アニメーション映画監督賞、脚本賞(映画)、音楽賞(映画)、キャラクターデザイン賞(映画)の5部門でノミネートを果たした。
 米国の賞であるアニー賞は、通常は海外作品のノミネートは少なく、多数のノミネートは『イリュージョニスト』への評価の高さを示していそうだ。2011年の2月5日にロサンゼルスで行なわれる授賞式で受賞作品・受賞者が発表される。

 『イリュージョニスト』の舞台は1950年代のパリとエジンバラ、時代遅れの老手品師と彼の魔法を信じる少女の出会いが描かれる。パリを離れた初老の手品師タチシェフは、スコットランドの離島に流れ着き、片田舎のバーで貧しい少女アリスと出会う。言葉が通じない2人はエジンバラの片隅で一緒に暮らし始めるが……。
 シルヴァン・ショメ氏は監督、脚色、キャラクターデザインを行なうほか、映画『ぼくの伯父さん』で知られるジャック・タチ氏が脚本を手がける。既にヨーロッパ映画賞でアニメーション映画賞を獲得、英国インディペンデント映画賞の技術賞でノミネートされている。
 
 本作はクロックワークス、三鷹の森ジブリ美術館の配給で、2011年3月26日からTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショーを予定している。映画公開の頃にはビッグなニュースがもたらされているかもしれない。

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(c)2010 Django Films Illusionist Ltd / Ciné B / France 3 Cinéma tout droits réservés

『イリュージョニスト』
2011年3月26日(土)より、TOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて全国公開
配給: クロックワークス、三鷹の森ジブリ美術館

監督・脚色・キャラクターデザイン: シルヴァン・ショメ
オリジナル脚本: ジャック・タチ
美術監督: ビアーネ・ハンセン 
作曲・ ビジュアルエフェクト:ジャン=ピエール・ブシェ
デジタルスーパーバイザー: キャンベル・マカリスター
提供: クロックワークス、三鷹の森ジブリ美術館、スタジオジブリ、日本テレビ、ディズニー

第38回アニー賞
『イリュージョニスト』ノミネートリスト

 ■ 長編アニメーション賞
 ■ 監督賞(映画) シルヴァン・ショメ
 ■ 脚本賞(映画) シルヴァン・ショメ
 ■ 音楽賞(映画) シルヴァン・ショメ
 ■ キャラクターデザイン賞(映画) シルヴァン・ショメ
《animeanime》
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