宮崎駿が選ぶ少年向け文学50冊 池袋西武で一挙公開 | アニメ!アニメ!

宮崎駿が選ぶ少年向け文学50冊 池袋西武で一挙公開

長年子どもたちに向けたアニメ映画を作り続けてきた宮崎駿監督が、少年向けの文学を選び出し、自らの言葉で推薦する展覧会が開かれる。8月4日から8月8日まで、東京・西武池袋本店で開催される「宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展」では、

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 長年子どもたちに向けたアニメ映画を作り続けてきた宮崎駿監督が、少年向けの文学を選び出し、自らの言葉で推薦する展覧会が開かれる。8月4日から8月8日まで、東京・西武池袋本店で開催される「宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展」では、監督が400冊を超える岩波少年文庫から50冊をピックアップする。その全てに直筆の推薦文をつけて会場で紹介する。
 この企画は少年向け作品に定評のある岩波少年文庫が今年で創刊60周年を迎えるのと、同文庫で翻訳出版された『借りぐらしのアリエッティ』が7月17日から劇場公開となったことを記念したものである。「借りぐらしのアリエッティ」製作委員会が主催、岩波書店が特別協力する。

 宮崎駿監督がスタジオジブリで製作を続けてきた劇場アニメは、『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』、そして最新作『崖の上のポニョ』まで子どもに向けられたものが多い。その映画には今回、企画・脚本に携わった『床下の小人たち』のように、児童文学を原作に採るものも少なくない。その宮崎駿監督が薦める作品だけに興味が尽きないところだ。
 会場では「冒険」、「ファンタジー」、「民話」、「歴史」、「伝記」など、ジャンルにごとに本を展示する。このなかには『床下の小人たち』は勿論、宮沢賢治の『注文の多い料理店』、SF小説『海底二万里』、『ファーブル昆虫記』など多彩な作品が含まれる。選び出すのに3カ月かけたという50冊はそのひとつひとつが興味深いだけでなく、まとめて見ることで宮崎駿という人格も窺えるのではないだろうか。

 展覧会では本の紹介のほか、戦後すぐから現在まで60年にわたる岩波少年文庫の軌跡をパネルで辿る。さらに劇場公開中の『借りぐらしのアリエッティ』のコーナーも設け、アリエッティの住む家をジオラマで再現するなど映画の魅力を紹介する。
 展覧会は入場無料となっている。東京での展示終了後は、11月まで神戸、北海道、名古屋、鹿児島を巡回する予定だ。

「宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展」
/http://www.mpsinc.co.jp/ghibli-bungaku/index.html



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