「電信柱エレミの恋」下北沢トリウッドで4月24日から上映決定 | アニメ!アニメ!

「電信柱エレミの恋」下北沢トリウッドで4月24日から上映決定

2009年にひっそりと公開された後、その完成度の高さからたちまち大きな話題となったアニメーション映画がある。45分もの長尺を全編ストップモーション・アニメーションで表現した『電信柱エレミの恋』である。

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denshinbashira2.jpg 2009年にひっそりと公開された後、その完成度の高さからたちまち大きな話題となったアニメーション映画がある。45分もの長尺を全編ストップモーション・アニメーションで表現した『電信柱エレミの恋』である。作品はその技術力でだけでなく、人間に恋してしまった電信柱という不思議な物語が魅力である。2009年の話題作のひとつだ。
 作品は国内で最も歴史の古いアニメーション映画賞である大藤信郎賞を受賞、さらに文化庁メディア芸術祭の優秀賞受賞などに輝いた。その評価の高さを見せつけた。

 しかし一方で、こうした受賞で作品に新たに関心を持ったアニメーションファンが、作品を鑑賞する機会は限られていた。そうしたなか短編アニメーションの紹介に積極的に取り組んでいる下北沢のトリウッドで、4月24日から上映されることが決まった。
 短編アニメーションの楽しさそしてストップモーション・アニメーションの魅力を堪能する機会となる。料金は一般1000円、中学生までの子供が500円である。

 『電信柱エレミの恋』は、監督、脚本、撮影、編集、キャラクターデザインを兼ねる中田秀人さんが、8年間かけて制作した。制作で使われたストップモーション・アニメーションは、造形物を少しずつ動かし、ひとこまずつ撮影するものである。
 伝統的なアニメーション手法のひとつだが、あまりにも手間がかかることから長編作品は珍しい。今回の作品も8年の歳月をかけることで、長尺が実現した。セルアニメ、CGアニメーションとは異なる、日本のアニメーション表現の豊かさが現れた作品でもある。

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トリウッド公式blog  /http://blog.livedoor.jp/tollywood/

ソバットシアター『電信柱エレミの恋』
2009年/日本/カラー/45分
監督・脚本・撮影・編集・キャラクターデザイン: 中田秀人
原作: 「電信柱電子の恋」井上英樹 (MONKEY WORKS)
音楽: tico moon
造形技術: 松尾憲樹、細井浩和、増田成朗
公式HP: /http://park11.wakwak.com/~sovat/

上映情報
タイムテーブル
4月24日(土)~
(12:50)/14:00/15:10/16:20/17:30/20:00
※12時50分の回は土日祝日のみの上映。
《animeanime》
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