練馬区×武蔵大学 アニメの歴史を探る連続講演会決定 | アニメ!アニメ!

練馬区×武蔵大学 アニメの歴史を探る連続講演会決定

 今年10月3日から「日本のアニメ-絵巻物からマンガまで-」と題した連続講演会が、東京・練馬区の武蔵大学などで行われる。今年開学60周年を迎える武蔵大学が記念事業として企画、実施するものである。
 武蔵大学はキャンパスを練馬区豊玉に持っている。練馬区が国

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 今年10月3日から「日本のアニメ-絵巻物からマンガまで-」と題した連続講演会が、東京・練馬区の武蔵大学などで行われる。今年開学60周年を迎える武蔵大学が記念事業として企画、実施するものである。
 武蔵大学はキャンパスを練馬区豊玉に持っている。練馬区が国内アニメ産業の集積地であることから、練馬区が文化芸術振興支援事業の一環として共催するかたちで実現した。日本のアニメやマンガが誕生するまでの歴史や背景をさまざまな角度から探る。

 講演会は10月と11月の土曜日と日曜日、5回にわたる。武蔵大学人文学部の小山ブリジット教授によるプロデュースは、アニメやマンガプロフェッショナルを招いた講演会や、江戸期のアニメーションとされる江戸の写し絵の公演も盛り込むなど多彩なもとなる。
 アニメからは『銀河鉄道999』や最新作『よなよなペンギン』のりんたろう監督と手塚プロダクションの清水義裕さん、人形アニメーションの第一人者川本喜八郎さんを招く。
 りん監督は「日本のアニメーション その過去と未来」と題して、アニメーション作りについて語る。清水義裕さんは「手塚治虫のマンガとアニメーション その歴史的意義」として、マンガとアニメにおける手塚治虫の重要性を取上げる。このほかマンガ家ちばてつやさんが参加し、小山教授と対談する。

 今回の企画について小山教授は、「日本のアニメーションの素晴らしさは世界的に評価されています。そのアニメーションは突然生まれた訳ではありません。日本絵画の典型である絵巻物、浮世絵、錦絵や写し絵の資料を駆使し、マンガからアニメーションの誕生までの歴史をたどり、マンガ・アニメーションという視点から新たな日本文化の諸相を探りたいと思います」と説明する。
 各回定員は500人、参加は無料だが、事前にはがきによる申し込みが必要となる。応募者多数の場合は抽選となる。申し込みは9月5日まで受付ける。

武蔵大学 /http://www.musashi.ac.jp/
練馬区 /http://www.city.nerima.tokyo.jp/

武蔵大学開学60周年記念講演会
「日本のアニメ-絵巻物からマンガまで-」

/http://www.musashi.ac.jp/modules/annai_kouhou/index.php?content_id=15

10月3日  講演 「日本のアニメーションのルーツ」
          小山ブリジット(武蔵大文学部教授)
       講演 「日本のアニメーション_その過去と未来」
          りんたろう(アニメーション監督・株式会社マッドハウス)
10月17日 対談 「ちばてつやのマンガ人生」 
          ちばてつや(漫画家)×小山ブリジット
10月24日 講演 「手塚治虫のマンガとアニメーション その歴史的意義」
          清水義裕(手塚プロダクション著作権事業局局長)
11月1日  公演 劇団みんわ座による「江戸の写し絵」
          写し絵解説 山形文雄(平成玉川文楽)
          江戸写し絵 講談「那須与一扇の的」 出演:宝井琴嶺
          江戸写し絵 落語「湯屋番」 出演:林家正雀
11月7日  対談 「人形は生きている“人生を演じる人形の創造”」
          川本喜八郎(人形美術家)×小山ブリジット

定員: 500人(※ 抽選)
申込: 事前申込み(申込受付期間 8月1日(土)~9月5日(土)まで)
申込方法: はがきにて 詳細は武蔵大学ホームで確認ください。
受講: 無料
会場: 武蔵大学 大講堂 10/3・17・24・11/7
    練馬文化センター 小ホール 11/1のみ
主催: 武蔵大学
共催: 練馬区
協力: (財)練馬区文化振興協会
後援: 武蔵大学同窓会
《animeanime》
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