小惑星探査機「はやぶさ」を描いたCG映画 東京で上映 | アニメ!アニメ!

小惑星探査機「はやぶさ」を描いたCG映画 東京で上映

 無人小惑星探査機「はやぶさ」をCGで描いた『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』が、6月6日より東京・府中市郷土の森博物館で上映される。『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』は「はやぶさ」の軌跡を辿るドキュメンタリー映画で、企画・制作は「はやぶさ」大型映像制作

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 無人小惑星探査機「はやぶさ」をCGで描いた『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』が、6月6日より東京・府中市郷土の森博物館で上映される。『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』は「はやぶさ」の軌跡を辿るドキュメンタリー映画で、企画・制作は「はやぶさ」大型映像制作委員会が行っている。
 同委員会は、財団法人大阪科学振興協会や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などで組織されている。ナレーターを務めているのは、『ウルトラマンタロウ』の主人公・東光太郎役などで知られる篠田三郎さんだ。

 「はやぶさ」は、2003年5月9日に打ち上げられた日本初の小惑星探査機である。太陽系誕生の起源を探る調査のために白羽の矢が立てられた小惑星「イトカワ」へ旅立ち、地表のサンプルを採取して持ち帰ることをミッションとしている。
 この6年間、「はやぶさ」は通信が途絶えるなど数々のトラブルに見舞われた。その幾多の試練を乗り越え、今まさに地球に向かっている。そのミッションが達成されると、アポロ計画で持ち帰られた「月の石」以来の快挙となる。

 「はやぶさ」は来年6月に地球に戻ってくる予定である。サンプルの入ったカプセルはオーストラリアに軟着陸させる。
 そして「はやぶさ」本機は、大気圏突入後に燃え尽きてその使命を終える。早くも天文ファンは帰還中の「はやぶさ」に思いを馳せ、目頭を熱くしている。

 『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』の上映は、4月1日より大阪市立科学館と茨城県日立市の日立シビックセンター天球劇場で開始されている。日立シビックセンター天球劇場ではフルバージョンでの上映は行われていない。
 府中市郷土の森博物館での上映は、関東地方在住の人にとっては朗報だ。府中市郷土の森博物館では『プラネテス』の上映も行われたことがある。

 2006年の第45回日本SF大会「みちのくSF祭ずんこん」における星雲賞では、自由部門で「MUSES-C はやぶさ イトカワ着陸ミッション」が受賞している。
 この受賞では実機のミッションそのものが表彰された。そのドキュメンタリー映画である『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』も、同じく次期星雲賞候補として期待される。
【真狩祐志】

HAYABUSA - BACK TO THE EARTH - /http://hayabusa-movie.jp/

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