第3回国際漫画賞が作品募集を開始 昨年は46カ国・地域から応募 | アニメ!アニメ!

第3回国際漫画賞が作品募集を開始 昨年は46カ国・地域から応募

 海外のマンガから優れた作品を選び顕彰する国際漫画賞の第3回募集が、12月5日から始まっている。
 国際漫画賞は外務省が中心となり開催している。海外でのマンガ文化の普及を目指し、その描き手であるマンガ家を顕彰する。
 募集作品は日本国外で制作されたマンガで

ニュース
注目記事
 海外のマンガから優れた作品を選び顕彰する国際漫画賞の第3回募集が、12月5日から始まっている。
 国際漫画賞は外務省が中心となり開催している。海外でのマンガ文化の普及を目指し、その描き手であるマンガ家を顕彰する。
 募集作品は日本国外で制作されたマンガで、紙媒体での作品に限っている。また、制作時期や発表済、未発表の双方の作品が可能なため、商業作品、非商業作品を問わない幅広い応募が可能になっている。募集は2009年1月31日まで受付ける。

 応募された作品は国際漫画賞審査委員会の選考を経て、 国際漫画賞最優秀賞1作と国際漫画賞優秀賞が3作選ばれる。発表は2009年6月に予定、秋頃に授賞式を東京で行う。
 昨年は開催2回目、本格的な公募による開催1回目にも関わらず、世界46カ国・地域から368作品の応募があるなど、海外からの関心は高かった。そしてこの中から国際漫画賞最優秀賞には、香港の劉雲傑さんの『FEEL 100% (百分百感覺)』が選ばれている。また、優秀賞は中国、ロシア、フランスから選出され、グローバルな授賞作品群となった。 

 海外からの応募を受け付けている国際マンガ賞は、講談社モーニング編集部が行っているモーニング国際新人漫画賞もある。
 ただし、モーニングの目的が賞のタイトルどおり国外のクリエイター発掘を目指した新人賞となっているのに対し、国際漫画賞は既に実績のある作家の顕彰が大きな目的になっているようだ。

 実際に第1回、第2回とも最優秀賞には、既に商業出版で実績がある作家の作品が選ばれている。また、作品の応募は作家本人だけでなく、作家の許諾を得た出版社からも可能になっていることからも、こうした方向性が伺える。
 これは国際漫画賞設立当初、麻生外務大臣(当時)が述べた「マンガのノーベル賞」といったコンセプトが基盤になっているためだ。

国際漫画賞 /http://www.mofa.go.jp/Mofaj/gaiko/culture/manga/index.html
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集