11月23日に実施される平成19年全国総合アニメ文化知識検定試験(アニメ検定)に向けて、「アニメ検定トークセッション」が開催されている。 全9回のトークセッションは、既に第1回の「声優と音響、音楽と主題歌」に桃井はるこさん、第2回の「作品と物語、作家とスタジオ」に古里尚丈さん(サンライズ・プロデューサー)が好評のうち終了した。 このアニメ検定の新たな講師陣の一部が明らかになっている。まず次回の9月22日の「企業とレーベル、地域と地誌」には、元マッドハウス代表取締役である増田弘道さんが登場する。増田さんはアニメ制作会社マッドハウス以外に映像パッケージやCDなどの事業を行うキティレコードの経験も長いため今回の「企業とレーベル」といったテーマに最適と言えるだろう。 また、増田氏は先頃アニメビジネスに特化した著書『アニメビジネスがわかる』(NTT出版)を出版したばかりである。アニメビジネス全般についても興味深い話となるだろう。 9月29日の「技術と科学」には、この春からテレビ放映をされて人気を博した『スカルマン』のもりたけし監督とスタッフが出演予定である。まさにいま制作している現場からの知識で、イベントとしても盛り上がりそうだ。 11月3日の「海外への進出、世界の動向」では、アニメ評論家の氷川竜介さんが登場する。豊富な知識を持つ氷川氏なので、こちらむしろより知識を深めるための勉強モードかもしれない。 本試験直前一週間前にあたる11月17日には、「アニメ検定試験直前対策」としてスタジオ・ハードデラックス代表取締役社長高橋信之さんが登場する。高橋氏はアニメだけなく漫画、特撮、映画などを知り尽くしたベテランプロデューサーである。試験対策だけでない思わぬ業界裏話も飛び出しそうだ。 さらに11月11日の「原作とアレンジ、歴史と発達史」には、第1回「声優と音響、音楽と主題歌」で大好評を博した桃井はるこさんが再び出演する。前回のトークセッションの濃い内容と盛り上がりによる、アンコールともいえる再登場である。 声優、歌手、エッセイストなど次々に異なる才能を展開する桃井はるこさんだが、講演&先生も今後のライイナップに加わっていくのかもしれない。 トークセッションはいずれも、東京都文京区の文京学院大学・文京学院短期大学の本郷キャンパスで開催される。 トークセッションはアニメ検定の受験対策であると同時に、より豊かなアニメの知識を目指すものである。必ずしもアニメ検定を受けなくても、イベントとして十分楽しめる内容になっている。当サイトの関連記事/アニメ検定 トークセッション第1回講義 桃井はるこさん全国総合アニメ文化知識検定試験公式サイト /http://aniken.jp/第1回8月4日 「声優と音響、音楽と主題歌」(桃井はるこ)第2回9月2日 「作品と物語、作家とスタジオ」(古里尚丈)第3回9月22日 「企業とレーベル、地域と地誌」(増田弘道)第4回9月29日 「技術と科学」 (もりたけし監督&『スカルマン』スタッフ)(予定)第5回10月8日 「産業と市場、商品と流通」第6回10月14日 「脚本と演出、美術と設定」第7回11月3日 「海外への進出、世界の動向」(氷川竜介)第8回11月11日 「原作とアレンジ、歴史と発達史」(桃井はるこ)第9回11月17日 「アニメ検定試験直前対策」(高橋信之)
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