
各賞は一般投票による一次選考などを経て選ばれた6部門8つ各10名(グループ)のノミネートが最初に選ばれた。そのノミネートに挙がったのは、過去1年にもっとも活躍した声優陣だけにとてつもなく豪華な顔ぶれである。
今回の表彰式は、その中からさらに選考を重ねて決定した本賞である。注目された主演賞では男優賞に、現在放映中の『コードギアス 反逆のルルーシュ』や『プリンセス・プリンセス』で活躍する福山潤さんが選ばれた。女優賞は『NANA』で活躍し、『鋼の錬金術師』のエド役なども持つ朴璐美さんが受賞した。
さらにサブキャラクター男優賞には、石田彰さんと宮田幸季さんの2人、サブキャラクター女優賞には小清水亜美さん、後藤邑子さんが選ばれた。
また、歌唱賞には水樹奈々さん、ベストパーソナリティ賞は浅野真澄さんが受賞している。新人賞は男優賞、女優賞ともに2名づつで、柿原徹也さん、森田成一さん、鹿野優以さん、平野綾さんが選ばれている。
ノミネート部門とは別に選考委員会が外国映画を含め声優の仕事に長年貢献してきた故人から表彰する特別功労賞には、数々の洋画や宇宙戦艦ヤマトの古代進役で活躍した故富山敬さんが選ばれた。さらに功労賞には長年の功績の対して、大平透さん、池田昌子さん、小原乃梨子さん、向井真理子さんらが選ばれた。
挨拶にたったベテラン声優の思いのこもった挨拶には、声優という仕事の歴史の長さと重みを感じさせるものであった。
さらに、声優の魅力を最大限に生かした作品を選ぶシナジー賞は、テレビアニメの『ポケットモンスター』が受賞した。
審査委員長の金子満氏は世界でも初めての試みとして、今回の声優アワードの意義を強調した。また、最終審査は審査委員17名で行なったがどうしても絞りきれない部門もあり、初回ということから受賞を2名選出した部門があることを説明した。
受賞式の最後には、アニメセンターの前にレッドカーペットが敷かれ、受賞者によるファンへのお礼の気持ちをこめた挨拶も行なわれた。ファンたちの祝福を受ける声優たちの喜びは、声優の仕事が大きく人に夢を与えていることの証でもあるだろう。

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ノミネート部門
主演男優賞
福山潤
主演女優賞
朴璐美

石田彰
宮田幸季
サブキャラクター女優賞
小清水亜美
後藤邑子
歌唱賞
水樹奈々

柿原徹也
森田成一
新人女優賞
鹿野優以
平野綾
ベストパーソナリティ賞
浅野真澄

特別功労賞
富山敬
功労賞
大平透
池田昌子
小原乃梨子
向井真理子

『ポケットモンスター』
/声優アワード公式サイト
