鳥山明『ドラゴンボール』に関するアンケート調査が、しんげんが運営する主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」によって実施され、その結果が公表された。男性95人、女性105人の『ドラゴンボール』を見たことがある男女200人が、“好きなシリーズ“や“好きな必殺技”、“見た方法”などについて答えた。
『ドラゴンボール』の原作は、鳥山明が1984年～1995年に「週刊少年ジャンプ」にて連載していた世界的大ヒットコミック。累計発行部数は全世界約2億6000万部と驚異的な記録を叩き出し、テレビアニメ・映画・ゲーム・商品化などに活躍の場を広げている。
1986年放送のTVアニメ『ドラゴンボール』を皮切りに、『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』『ドラゴンボール改』『ドラゴンボール超』とシリーズを重ね、2022年にはシリーズ最新作となる映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』を公開。今なお根強くファンに愛されている。
「ドラゴンボールを見たことがある方法は？（複数選択可）」の問いに対して、最も多かったのは「TVアニメ（93%）」だった。次いで「単行本（58.5%）」、「週刊少年ジャンプ（49.5%）」という結果が出た。原作マンガは読んだことがなくても、アニメで『ドラゴンボール』を視聴したことがあるという人の多さが浮かび上がる。
■ドラゴンボール、何編が好き？
「ドラゴンボールで“最も好きなシリーズ”は何編ですか？」に関しては、1位が「悟空とブルマ編（22.5%）」、2位が「ピッコロ大魔王編（18.5%）」だった。「悟空とブルマ編」は『ドラゴンボール』の始まりの物語ということもあり人気が高いようだ。
1位の「悟空とブルマ編」には「ブルマと初めて出会って、女に尻尾がないと気づいた時の悟空のリアクションが印象的」（30代女性）、「ブルマとドラゴンボールを探しながら旅をする話が、戦闘場面がそこまで激しくなく、ほのぼのするため」（40代女性）などが見られる。作品の初期で戦闘中心ではないシリーズということもあり、ギャグ要素や日常の話が好きな人からの支持が高い様子だった。
2位の「ピッコロ大魔王編」では、「トラウマシーンや絶望的な場面が印象的で、天下一武道回の盛り上がりの後の話というのもあり、当時のめりこんだから」（30代女性）、「悟空が初めてスーパーサイヤ人になった時は、ドキドキワクワクしていた思い出」（40代男性）などが寄せられた。本編をきっかけに、作風がシリアスなバトルマンガ路線に舵を切られたことが思い出深いようす。クリリンの死亡などトラウマに残るシーンがあったことや、ピッコロという印象的な敵キャラがいることも理由として挙げられていた。
以下、3位の「魔人ブウ編」は「ブウが可愛いキャラだけど、怒ると異常に強くなるそのギャップが面白い」（40代男性）など、可愛らしいキャラに見える魔人ブウが、怒りで豹変するギャップを持っている点が評価されているようだ。4位の「人造人間・セル編」は男性からの人気が高く、「ベジータがスーパーサイヤ人になったシーンは驚きました」（40代男性）と変身シーンも注目を集めていた。
■ドラゴンボール、一番好きな必殺技は？
「ドラゴンボールに出てくる必殺技で一番好きな技は？」という質問では、1位は「かめはめ波（56%）」、2位は「元気玉（20.5%）」となった。初期から登場し、知名度も高い「かめはめ波」は圧倒的な人気だ。元気玉は作る際の「オラに元気をわけてくれ！」というセリフも強い印象を残している。
このほか、『ドラゴンボール』以外も含めた鳥山明作品に対する思い出やエピソードを募ると、「鳥山明といえばドラクエ。あのキャラあってのドラクエ」（40代女性）、「子どもの頃からDr.スランプやドラゴンボールがずっと側にあって、鳥山明先生の作品はずっとお世話になっている感覚」(40代男性)、「アラレちゃんのキーンもよく真似していました」(30代女性)、「今読んでも全く古びていない。戦闘シーンは迫力がありわかりやすい上、キャラの言動やメカなど小物に見られる作者のセンスが素晴らしい」（50代～女性）などの声が挙がっていた。
調査概要
調査方法：インターネット調査
調査機関：自社調査
調査人数：男女200人
対象者 ：ドラゴンボールを見たことがある人
調査性別：男性95人、女性105人
調査年代：10代:1人、20代:27人、30代:80人、40代:62人、50代以上:30人
調査時期：2024年3月
