映画「ゴールデンカムイ」これは続編確実な超大作! 本編を鑑賞して感じた3つの“すごい”! | アニメ!アニメ!

映画「ゴールデンカムイ」これは続編確実な超大作! 本編を鑑賞して感じた3つの“すごい”!

山崎賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦、玉木宏ら豪華キャストが出演! 映画『ゴールデンカムイ』を鑑賞して感じた3つの“すごい”ポイントをレビュー!

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映画『ゴールデンカムイ』ティザービジュアル(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
  • 映画『ゴールデンカムイ』ティザービジュアル(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
  • 映画『ゴールデンカムイ』キャラクタービジュアル(C)野田サトル/集英社(C)2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
  • 映画『ゴールデンカムイ』メインカット(C)野田サトル/集英社(C)2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
  • 映画『ゴールデンカムイ』場面カット(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
  • 映画『ゴールデンカムイ』場面カット(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
  • 映画『ゴールデンカムイ』場面カット(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
  • 映画『ゴールデンカムイ』場面カット(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
  • 映画『ゴールデンカムイ』場面カット(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

2024年1月19日(金)からついに公開となった映画『ゴールデンカムイ』

『週刊ヤングジャンプ』にて連載された野田サトル先生による原作はシリーズ累計2700万部を突破した超人気作で、このたびの実写化は多くのファンからの注目を集めています。この記事では、そんな本作を実際に鑑賞して感じた3つのポイントを柱としてレビューを展開していきます!

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。

■その1 キャラクターのハマり具合いがすごい!

実写化作品といえば、まずはなんといってもキャラクターの再現度が気になる方は多いはず。主人公である杉元佐一役の山崎賢人さん(※正しくはたつさき表記)をはじめ、各キャストが担当するそれぞれのキャラクターへの深い理解がにじみ出ているように感じました。ひとりのファンとして、迷いなく太鼓判を押すことができます。
特に、アシ(リ)パ役の山田杏奈さん! 獲物を射る瞬間の神秘性すら感じさせる眼差しや、幼さの残る少し舌足らずな声、そしてなにより、原作で見られた豊かな表情の数々を完全再現する芸達者ぶりには脱帽です。

また、本作における最重要人物といっても過言ではない鶴見篤四郎役の玉木宏さん。アニメ版では大塚芳忠さんによる怪演が記憶に残る同人物ですが、実写ではリアルに再現された火傷のメイクや、指を噛みちぎるシーンに代表される視覚的なインパクトに引っ張られ、そのコミカルさは鳴りを潜めていた印象。しかし、原作やアニメに対して少し大人しめに感じられた鶴見中尉の仕上がりは、実写であることを踏まえるといい塩梅だったように思えました。

そのほか、白石由竹役の矢本悠馬さんが醸し出す“ニクめないヤツ”っぷりや、お茶目さをのぞかせる“あぶないじいさん”土方歳三役の舘ひろしさん、その額の特殊メイクどうなってるんだと気になって仕方ない牛山辰馬役の勝矢さん、杉元との鬼気迫る戦闘が手に汗握る二階堂浩平/洋平役の柳俊太郎さんなど、語り始めたら止まりません。今後重要なポジションを担っていくことになる尾形百之助役の眞栄田郷敦さんと谷垣源次郎役の大谷亮平さんは少ない出番ながらも、役への作り込みを感じさせる演技で存在感をアピール。早く続編での活躍が見たいです……!

(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

■その2 戦闘シーンの迫力がすごい!

『ゴールデンカムイ』を語る上で欠かせないのが、断続的に勃発する戦闘シーンの数々。タイトルコールよりも前、映画の開幕とともに描写される日露戦争・二◯三高地での描写は、骨太な戦争映画にも負けない見応えで始めから度肝を抜かれます。戦場を飛び交う砲弾の遠近感までもが分かるような立体的な音響による迫力は、劇場作品ならではの醍醐味です。

キャラクター同士によるバトルはもちろん、不意に遭遇したヒグマとの手に汗握る命のやりとりは、本作における大きなユニークポイント。CGで表現されたヒグマやアシ(リ)パを助けるエゾオオカミ・レタラのリアルさは他作品でも類を見ないほどの出来栄えで、一気に『ゴールデンカムイ』の世界へと惹き込まれます。
ピントのボケた背景からのっそり現れるヒグマはもはやホラー……。そのあまりの迫力に、戦いの結末を知っていてもハラハラしてしまいます。また物語序盤で杉元を追ってきた大日本帝国陸軍第七師団3名との戦いでは、原作にあった少々グロテスクな描写も再現されています。遠目に写されるという配慮はされていますが、実写でのインパクトはなかなかのものなので苦手な方は覚悟が必要かもしれません。

(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

■その3 北海道の大自然がすごい!

これまで語ってきたあふれんばかりの魅力を支えるのは、舞台となった北海道の大自然。ロケは「真冬の北海道」にこだわって行われ、毎回広大な敷地の圧雪作業をこなしながら撮影を実施したといいます。足跡ひとつない真っ白な雪原や雄々しくそびえる山々には終始圧巻されますが、最も印象的だったのは本編のラスト、杉元とアシ(リ)パが対峙するシーンで見られたダイヤモンドダストです。朝日を受けて黄金に輝く氷の結晶は、まるで2人を祝福するべく降りそそぐ砂金のよう。彼らの未来を象徴するかのようなカットには、息を呑む美しさがありました。

また、そんな大自然からの恵みであるアイヌ料理に舌鼓を打つグルメパートは、実写でもしっかりと再現されています。原作にもあった通りリスのチタタプとプクサキナのオハウ、カワウソのオハウなどが登場するのですが、撮影では食べやすいよう牛肉や豚肉で代用しているのかと思いきや、なんと専門家監修のもとで原作のレシピを再現しているんだとか。パンフレットには本編で登場した料理についてのページもあり、食材が入手困難だったことなどが記され、大変興味深い内容となっていました。映画鑑賞後はぜひチェックしてみてください!

(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

《キャプテン住谷》
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