アニメ作家・安田現象“初の長編アニメ”「メイク ア ガール」24年公開目指しクラファン始動

『カレーを一晩寝かせる女の子』や『呪いの人形』シリーズなどのショートアニメが大きな反響を呼んでいるアニメ作家・安田現象初の長編アニメのタイトルが『メイク ア ガール』に決定。2024年の劇場公開に向けて制作進行中であることがわかった。また「CAMPFIRE」にて、本作の完成・劇場公開を目指すクラウドファンディングもスタートした。

安田現象は、Blenderを使った3DCGアニメーションが特徴で、制作における全工程を一人で担当しているアニメ作家・監督だ。『カレーを一晩寝かせる女の子』や『呪いの人形』シリーズといった「TikTok」などで公開しているショートアニメが大きな反響を呼んでおり、2022年8月現在Twitterでは33万、TikTokでは250万を超えるフォロワーを抱える。

2020年2月8日には、たった一人で制作した短編3DCGアニメとして『メイクラブ』を発表しており、この作品は日本で最も歴史のあるCGアニメーションのコンテスト「CGアニメコンテスト」の第29回（2020年）において入賞を果たす。同時に入選作品となった『異世界システム』とあわせて、2作品同時に入賞・入選するという快挙を成し遂げた。

また、『メイクラブ』をきっかけに、「ずっと真夜中でいいのに。」の楽曲「正しくなれない」のMVも制作しており、これも安田現象作品として高い注目を集める。このMVは2022年8月現在、YouTubeでの動画再生数が4100万回を突破している。

このたびタイトルが発表された『メイク ア ガール』はこの『メイクラブ』をベースに、主人公・明と、明が科学的に作り出した彼女・0号を中心としたストーリーが壮大なスケールで描かれるキャリア初の長編アニメとなる。従来のアニメーション制作の常識を覆し、少人数のスタジオで2Dセルアニメ調のフル3DCG長編アニメーションを完成させるという世界でも類の無い取り組みを行っており、2024年の劇場公開を目指して鋭意制作中だ。

さらに、国内最大のクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」では、「アニメ作家・安田現象 初の長編アニメーション監督作品 劇場映画化プロジェクト」と題してクラウドファンディングも始まった。作品の完成・劇場公開を目指すもので、目標金額は1,000万円。2022年10月31日23時59分まで実施される。