「TAAF2022」コンペティション部門 ノミネート全36作品&学生賞が一挙発表 昨年を上回る応募数 | アニメ!アニメ!

「TAAF2022」コンペティション部門 ノミネート全36作品&学生賞が一挙発表 昨年を上回る応募数

国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2022」(2022年3月11日~3月14日開催)が、「コンペティション部門 長編・短編アニメーション」ノミネート全36作品を発表。また、昨年度より新設された「学生賞」の受賞作品も決定した。

ニュース
注目記事
『HIDE AND SEEK』(C)2021. Japan Electronics College
  • 『HIDE AND SEEK』(C)2021. Japan Electronics College
  • 『ボブ ・ スピット-人間なんてクソくらえ-』
  • 『ケース』
  • 『捨てられたものの街』
  • 『マード 私の太陽』(C)NEGATIV_S.R.OSACREBLEU_PRODUCTIONS–BFILM_S.R.O.–CESKA_TELEVIZE–ALKAY_ANIMATION_PRAGUE_S.R.O.–GAOSHAN_PICTURES–INNERVISION
国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2022」(2022年3月11日~3月14日開催)が、「コンペティション部門 長編・短編アニメーション」ノミネート全36作品を発表。また、昨年度より新設された「学生賞」の受賞作品も決定した。

2022年で9回目の開催となる「東京アニメアワードフェスティバル2022(略称:TAAF2022)」は、2002年に「東京国際アニメフェア」の一環として行われた「東京アニメアワード」を独立・発展させた独立・発展させた国際アニメーション映画祭だ。

毎年、世界各国から多数応募される「コンペティション部門」だが、本年度の長編アニメーションは27の国・地域から応募された31作品(昨年22作品)より、『ボブ ・ スピット-人間なんてクソくらえ-』『ケース』『捨てられたものの街』『マード 私の太陽』の4作品がノミネート。

短編アニメーションは57の国・地域から応募された874作品(昨年817作品)より、32作品がノミネート。これらノミネート作品は「TAAF2022」開催期間中に、「スロット1(子供を含む全世代向け)」として11作品、「スロット2(中学生くらいから)」として11作品、「スロット3(大人向け)」として10作品、と分けて紹介される。

さらに今回、「コンペティション部門 短編アニメーション」に応募された日本の学生作品の中より、新設の「学生賞」も決定。ペク・ギュリ監督の『HIDE AND SEEK』が受賞となった。
なお、同作は「スロット2」内で上映予定だ。

「TAAF2022」は、2022年3月11日~3月14日に池袋にて開催。

<以下、コメント全文掲載>

フェスティバルディレクター・竹内孝次


【コンペティション部門 ・ 長編アニメーション】
本年度は、例年にも増して、それぞれがユニークです。手描き、ストップモーション、3DCG とアニメーションの手法も異なっていますし、小学生でも見られる作品から、暴力的なので大人の観客向きまで。観客のみなさんは、どれを観ても似たところがないので、それぞれの良さを堪能していただけると思います。審査員のみなさんはきっと苦労されると思いますが……。

【スロット1(子供を含む全世代向け)】
本年度はセリフのある作品が多くなってしまいました。しかし、たとえ文字スーパーが追いきれないお子さんであったとしても楽しめる作品が集っています。これを観たら元気になれる、爽やかな気分で過ごせる、そんな作品が多いです。
撮影所の裏方で頑張っちゃう娘、クラブ活動で汗を流す娘、ガリ勉だったのにクラスの人気者になっちゃった娘、このスロットには、女性の主人公が多いですね。

【スロット2(中学生くらいから)】
当たり前のことですが、映画的な作品が多いです。言葉での説明を極端に排除し、映像だけで観客の感覚に訴えようという作品が集まってしまいました。見ごたえがあり過ぎて、疲れてしまうかもしれません。どれも美しい絵作りで、「 大画面で観てよかった !」と 、きっと思って貰えると思います。

【スロット3(大人向け)】
このスロットは「大人向け」です。人間の暗部をえぐり出した作品が複数あります。作品の中で問題を解決しているものもありますが、問題が問題のまま投げ出されているものもあり、それらがアニメーションで作られていることにより、より象徴的に問題を訴えかけて来るように感じます。大人でなければ見られない世界を覗いてみて下さい。

(C)NEGATIV_S.R.OSACREBLEU_PRODUCTIONS-BFILM_S.R.O.-CESKA_TELEVIZE-ALKAY_ANIMATION_PRAGUE_S.R.O.-GAOSHAN_PICTURES-INNERVISION
(C)2021. Japan Electronics College

[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
《CHiRO★》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集