「呪術廻戦」の人気が止まらない! 何がファンを惹きつけているのか? 魅力を徹底考察 | アニメ!アニメ!

「呪術廻戦」の人気が止まらない! 何がファンを惹きつけているのか? 魅力を徹底考察

『呪術廻戦』の何がファンを惹きつけるのか? その魅力に迫ります。

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『呪術廻戦』場面カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
  • 『呪術廻戦』場面カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
  • 「呪術廻戦」第12話先行カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
  • 「呪術廻戦」キービジュアル(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
  • 『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
  • 『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
  • 「呪術廻戦」第15話先行カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
  • 「呪術廻戦」第6話先行カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
  • 『呪術廻戦』キービジュアル(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
現在、TVアニメが絶賛放送中の『呪術廻戦』。アニメ放送前から多くの期待がかけられていましたが、放送が始まってからもその人気はうなぎ上りで「週刊少年ジャンプ」の看板作品になりつつあります。

「呪術廻戦」キービジュアル(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
では、『呪術廻戦』の何がファンを惹きつけるのか? 今回はその魅力に迫ります。

    <作品概要>
    妬みや恥辱、恨みなど人間の負の感情から生まれる呪いが実体化した存在「呪霊」が人々を苦しめている世界。
    普通の高校生活を送っていた主人公・虎杖悠仁は、高校に眠っていた「呪物」の呪いが解かれたことで呪霊との戦いに巻き込まれる。東京からやってきた“呪術師”伏黒恵とともに対処にあたる中、虎杖は呪いの王と言われる両面宿儺の力が宿る呪物を口にし、協力な呪いの力を得る。
    呪いに苦しめられる人々がいると知った虎杖は、人々を呪いから救うために呪術師になることを決意し、伏黒らとともに東京の呪術専門の学校へと入学し、過酷な戦いに身を投じる。


負の感情から生まれる呪いと戦う主人公たち


主人公たちが戦う相手は、人間の負の感情から生まれた呪いが実体化した呪霊と呼ばれる存在です。

『呪術廻戦』第3話「鉄骨娘」先行カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
呪霊は人々の様々な災厄をもたらし、時には死に至らしめることもあります。人が死にゆく場所である病院や、いじめなどの陰湿な事件が発生しやすい学校などに呪いは溜まりやすいとされ、人に災いをもたらす呪霊と人知れず戦う存在が呪術師です。

主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、取り込んだら絶対に助からないと言われている両面宿儺(りょうめんすくな)の強力な呪いを受けても自我を保てる稀有な存在として描かれており、負の感情に負けない強い精神を持った存在です。

『呪術廻戦』場面カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
SNSなどでネガティブな感情がたくさん流れる現代社会では、そんな負の感情に流されてしまいがちな人は多いかもしれません。どんな状況でも人を助ける真っすぐな心で戦う虎杖たちの姿は、負の感情に流されてしまいがちな現代人にとってまぶしく、輝いて見えるでしょう。

また、舞台が現代日本であり、原宿や六本木、渋谷など誰もが良く知る街が登場し、登場人物たちも極めて現代的な価値観を持っているため、視聴者が親近感を持ちやすいことも共感を呼んでいる理由のひとつでしょう。

『呪術廻戦』場面カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

多数の魅力的なキャラクター


本作は魅力的なキャラクターが多数登場し、作品人気を支えています。
主人公の虎杖悠仁は、自身の中に呪いの王、宿儺を取り込んだ結果、宿儺の精神と力を宿しており、身体の主導権を握ってせめぎ合っています。

『呪術廻戦』第1話「両面宿儺」先行カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
他者を助けたいという善性を持った主人公ですが、悪の中の悪である宿儺を抱えた爆弾のような存在であることが本作のユニークなポイントです。

そんな虎杖の同級生でありライバルのような関係である伏黒恵(ふしぐろめぐみ)は、複雑な家庭環境に育ったエリート呪術師で、クールな態度の中に熱い思いを秘めた男。

「呪術廻戦」第15話先行カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
もう一人の呪術高専1年生、釘崎野薔薇(くぎさきのばら)は芯の強い女性として描かれています。

『呪術廻戦』場面カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
そしてその3人の先生である最強呪術師、五条悟(ごじょうさとる)が非常に味わい深いキャラクターとして描かれています。

「呪術廻戦」第7話先行カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
チャランポランでいい加減な性格に見えながら、実力は作中最強クラスで、保守的な呪術界の改革を密かに考え計算高く振舞うこともあるなど、奥の深い人物です。

その性格ゆえか、教師というより頼れる兄貴分のようなイメージで生徒たちも接しており、親しみやすさと両目を隠したミステリアスな風貌のギャップ、そしてイケメンの素顔と様々な要素を備えた作中屈指の人気キャラとなっています。

また、本作は主人公たちを支える大人たちも良い味を出しています。
虎杖と行動をともにする脱サラ呪術師、七海建人(ななみけんと)は責任ある大人として後輩に接し、伊地知潔高(いじちきよたか)は上層部と五条との間で板挟みとなる心労を抱えつつ、まだ高校生である虎杖たちに危険な任務をさせることに葛藤するまともな大人として描かれてます。

大人のキャラクターが立派な社会人として振舞ってくれるのも本作の大きな魅力です。

「呪術廻戦」第12話先行カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

原作の良さを最大限に引き出すMAPPAのアニメ


そんな魅力を持つ原作のアニメーション制作を担当するのは、『進撃の巨人 The Final Season』や『この世界の片隅に』、『ユーリ!!! on ICE』などで知られるMAPPA。

近年ハイレベルなアニメを多数手がけ、スポーツものからファンタジー、アクション要素の強い作品に3DCG主体の作品まで幅広く手がけ、特定の作風に偏らず、常に作品にとってのベストを模索する会社として、アニメファンからも厚い信頼を寄せられています。
本作では、スピード感と立体感にあふれたアクション作画は毎話評判となっており、アニメファンをうならせています。

「呪術廻戦」 第16話先行カット(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『呪術廻戦』(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
キャラクター同士のコミカルなかけ合いも軽快なテンポで描き、原作の持つシリアスな部分だけでなくギャグパートなどもきっちりと盛り込み、作品の持つ多面的な魅力をしっかりと引き出しています。

現代的で深遠な世界観、コミカルさとシリアスさの絶妙なバランス、魅力的なキャラクターたちが織りなす人間ドラマ、そしてそれらの要素を余すことなく描き切るハイレベルなアニメーション。それら全ての要素がバランスよく詰め込まれた少年マンガ原作の王道と言える作品でしょう。

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『呪術廻戦』ABEMAで見る
《杉本穂高》
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