中国系企業の絵梦 アニメスタジオ・アートランドへ出資 日本での制作力向上を目指す | アニメ!アニメ!

中国系企業の絵梦 アニメスタジオ・アートランドへ出資 日本での制作力向上を目指す

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中国資本のアニメ製作会社として、2015年10月に設立された絵梦株式会社が、日本でのアニメーション制作機能を強化する。その一環として、東京・武蔵野市に拠点を持つ株式会社アニメーションスタジオ・アートランドへ出資を行った。6月21日に、絵梦が発表した。
絵梦は2015年の新設アニメスタジオながら、中国で人気のオンラインマンガ『霊剣山 星屑たちの宴』の製を作するなど積極的な事業展開している。国内で知名度の高いアートランドに出資することで、さらにビジネスを広げる。

アートランドは、1978年に石黒昇氏が設立したアニメ制作会社のアートランドに源流がある。『超時空要塞マクロス』や『メガゾーン23』、『銀河英雄伝説』などの制作を担当したスタジオだ。2006年に株式会社化し、さらに音楽・映像会社のマーベラスの子会社となった。ここで『蟲師』などを手掛けている。
しかし、2010年にマーベラスが、事業分割を実施。版権管理会社の(旧)アートランドとアニメーション制作事業のアニメーションスタジオ・アートランドのふたつに分かれた。アニメーションスタジオ・アートランドは現代表取締役の岡野国治氏が譲渡を受け、2015年には「小森さんは断れない!」シリーズ制作を担当した。今回は絵梦の出資を受けることで経営基盤を強化することになる。

一方、絵梦株式は、中国でアニメーション企画・制作を行う上海絵界文化伝播有限公司の子会社である。2015年10月に誕生し、2015年11月には、『虐殺器官』を手掛けた「ジェノスタジオ」との協業を行うことを発表して注目を集めた。
2016年1月に中国のウェブマンガを原作としたテレビアニメ『霊剣山 星屑のたちの宴』を放送し話題を呼んだ。2016年3月に行われた「AnimeJapan 2016」ではブース出展をし、中国の人気ウェブマンガ『銀の墓守』のアニメ化を発表している。
さらに2016年7月からは、企画を担当したTOKYO MX1で、『一人之下 the out cast』が放送される予定である。こちらは絵梦の親会社にあたる上海絵界が展開するHAOLINERSブランドの作品となっている。HAOLINERSは、中国で配信されるアニメを多く制作する大手だ。
近年、中国企業が、日本アニメの海外配信ライセンスの買手、そしてアニメ製作の出資者として注目されることが増えている。そうした中国の日本アニメビジネス進出は制作の分野でも広がっているようだ。
《animeanime》
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