昨年30周年を迎えた東京国際映画祭が2016年も大きな話題になりそうだ。10月25日から11月3日まで開催される第29回に、日本を代表するふたりの監督の特集を組む。まずアニメーション特集として、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『バケモノの子』などの細田守監督を取り上げる。また日本を代表する作品にフォーカスするJapan Now部門では岩井俊二監督をテーマとする。東京国際映画祭は1985年よりスタート、アジアを代表する国際映画祭として広く知られている。近年は日本カルチャーの海外発信に力を入れている。アニメもそのひとつで、2014年には庵野秀明特集、2015年には「ガンダムとその世界」の大型特集を組んだ。細田守特集は、その第3弾となる。期間中は細田守監督の近年の長編劇場映画に加えて、初期の貴重な作品も上映する大規模な特集を予定する。『ONE PIECE』や『デジモンアドベンチャー』といった細田監督の軌跡とクリエイティブの幅広さを知ることが出来るに違いない。Japan Now部門は今一番海外に発信したい監督を取り上げるをコンセプトにしている。その監督が岩井俊二監督だ。岩井監督は国内だけでなく、海外でも人気が高い、とりわけアジア地域での評価が高い。2015年には『花とアリス殺人事件』を公開し、実写だけでなくアニメーションでも新たな試みを行い注目された。特集では改めて、岩井監督の仕事を振り返る。プログラムの詳細は明らかになっておらず、今後の情報を待つことになる。日本を代表する2人を監督、どのような上映ラインナップになるのか引き続き注目だ。第29回東京国際映画祭会期: 2016年10月25日(火)~11月3日(木・祝)会場: 六本木ヒルズ他
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