東京ドームを埋め尽くしたウルトラオレンジの光 「ラブライブ!」μ'sファイナルワンマンライブ | アニメ!アニメ!

東京ドームを埋め尽くしたウルトラオレンジの光 「ラブライブ!」μ'sファイナルワンマンライブ

「ラブライブ!μ's Final LoveLive!~μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~」が、2016年3月31日(木)・4月1日(金)に、東京ドームで開催された。その様子をレポートする。

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スクールアイドルプロジェクト「ラブライブ!」から生まれたグループ・μ'sによる「ラブライブ!μ's Final LoveLive!~μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~」が、2016年3月31日(木)・4月1日(金)に、東京ドームで開催された。
ワンマンライブとしてはファイナルであることが予告されている本公演の、2日目である4月1日の模様をレポートする。

μ'sは高坂穂乃果、絢瀬絵里、南ことり、園田海未、星空凛、西木野真姫、東條希、小泉花陽、矢澤にこからなる9人組スクールアイドルグループ、およびそれを演じる新田恵海、南條愛乃、内田彩、三森すずこ、飯田里穂、Pile、楠田亜衣奈、久保エリカ、徳井青空からなる9人組女性声優グループ。

2010年に「電撃G’s magazine」上でスタートした『ラブライブ!』は、2013年にTVアニメ化され、翌2014年にはTVアニメ2期が放映、2015年6月の劇場アニメ『ラブライブ!The School Idol Movie』は興行成績28億円を突破する絶大な支持を集めた。2015年末にはμ'sによる「第66回NHK紅白歌合戦」への出場も果たしている。

本公演もライブビューイングが日本全国のみならず海外10ヶ国にわたって開催されるなど、国境を越えた人気がうかがえる。

4月1日当日、16時の開演前からすでにBGMに合わせ合唱が起こっていた会場に、まず流れたのは新規制作のオープニングアニメ映像。
アルパカをめぐるコミカルなエピソードののち、2012年2月の横浜BLITZから、2013年1月のTOKYO DOME CITY HALL、2013年6月のパシフィコ横浜・国立大ホール、2014年2月のさいたまスーパーアリーナ、2015年1月31日・2月1日のさいたまスーパーアリーナと過去5回のワンマンライブの歴史がたどり直され、そこからシームレスに1stシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」のPV映像がスタート、それと同時にアニメーションのメンバーと同じ衣装を着たキャストの9人がステージ上に登場し、アニメとシンクロしたパフォーマンスを披露した。
TVアニメ1期OP「僕らは今のなかで」につづいては、キャスト一人ひとりがライブへの意気込みを挨拶。東京ドームの広大な客席は順番に、9人それぞれのイメージカラー一色に染め上げられた。

ライブ前半はアニメーションPV付きシングル曲、TVアニメ曲、ユニット曲の順で進行。ムービングステージやゴンドラを用いた、巨大会場を活かしたダイナミックな演出で彩られた。また幕間には「μ's Chronicle」というキャストへのインタビュー映像が流れ、約6年にわたる「ラブライブ!」の歩みが振り返られた。

ライブ後半では、劇場版の楽曲がライブ初披露。「Angelic Angel」では艶やかな着物風の衣装と髪型のほか、キャストが手に持った扇子の動きにあわせ、劇場版本編の映像と同じように、スクリーン上のキャストのうえに光の軌跡が描かれるなど、現実とアニメが融合したステージに会場は最高潮をさらに振り切った盛り上がりを見せた。

全36曲の本編後には全5曲のアンコールも。定番中の定番である「Snow halation」では、はじめ雪景色のように白のペンライト一色に染まっていた会場が、間奏後の穂乃果の独唱を境にオレンジに一変。PV映像内で街路樹のイルミネーションの色が変化するのにあわせての演出だが、客席全体が一丸となって生み出したその景色はまさに圧巻であった。

さらにダブルアンコールでは、劇場版のラストを締めくくった「僕たちはひとつの光」が。巨大な花の蕾のセットがスクリーン裏から現れ、それが花開くとなかから9人が登場。作中と同様に花の上でパフォーマンスが披露され、その間会場からも自然と合唱が沸き起こった。
パフォーマンス後も「ありがとう」のメッセージを送りつづけるμ's。対して客席からはメンバーが姿を消したあとまで「μ's」コールが響きつづけるなか、汗と涙と感動に包まれた約5時間、全42曲におよぶμ'sファイナルライブは幕を下ろした。
最後に新田恵海が「私たちは絶対に、またみんなに会いたいと思っています。それは18人同じ気持ちだと思います」と語っていた。アニメーションのメンバー9人とキャスト9人によるμ'sの今後の動向からは、まだまだ目が離せない。

■4月1日セットリスト
M1  僕らのLIVE 君とのLIFE/μ's
M2  僕らは今のなかで/μ's
― MC1 ―
M3  夏色えがおで1,2,Jump!/μ's
M4  Wonderful Rush/μ's
M5  友情ノーチェンジ/μ's
 ― 幕間映像1 ―
M6  もぎゅっと”love”で接近中!/μ's
M7  baby maybe 恋のボタン/μ's
M8  Music S.T.A.R.T!!/μ's
 ― MC2 ―
<メドレーパート(M9~M13)>
M9  ユメノトビラ/μ's
M10  ススメ→トゥモロウ/高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・園田海未(CV.三森すずこ)
M11  Wonder zone/μ's
M12  これからのSomeday/μ's
M13  Love wing bell/μ's
 ― MC3 ―
M14  Dancing stars on me!/μ's
M15  Happy maker!/μ's
― 幕間映像2 ―
M16  WAO-WAO Powerful day!
Printemps(高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・小泉花陽(CV.久保ユリカ))
 ― Printemps MC ―
M17  NO EXIT ORION
Printemps(高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・小泉花陽(CV.久保ユリカ))
M18  sweet&sweet holiday
Printemps(高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・小泉花陽(CV.久保ユリカ))
M19  思い出以上になりたくて
lily white(園田海未(CV.三森すずこ)・星空 凛(CV.飯田里穂)・東條 希(CV.楠田亜衣奈))
M20  ふたりハピネス
lily white(園田海未(CV.三森すずこ)・星空 凛(CV.飯田里穂)・東條 希(CV.楠田亜衣奈))
― lily white MC ―
M21  春情ロマンティック
lily white(園田海未(CV.三森すずこ)・星空 凛(CV.飯田里穂)・東條 希(CV.楠田亜衣奈))
M22  Cutie Panther
BiBi(絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・西木野真姫(CV.Pile)・矢澤にこ(CV.徳井青空))
M23  PSYCHIC FIRE
BiBi(絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・西木野真姫(CV.Pile)・矢澤にこ(CV.徳井青空))
― BiBi MC ―
M24  錯覚CROSSROADS
BiBi(絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・西木野真姫(CV.Pile)・矢澤にこ(CV.徳井青空))
― 幕間映像3 ―
M25  Angelic Angel/μ's
― MC4 ―
M26  輝夜の城で踊りたい/μ's
M27  だってだって噫無情/μ's
― 幕間映像4 ―
M28  Hello,星を数えて/星空 凛(CV.飯田里穂)・西木野真姫(CV.Pile)・小泉花陽(CV.久保ユリカ)
M29  ?←HEARTBEAT/絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・東條 希(CV.楠田亜衣奈)・矢澤にこ(CV.徳井青空)
M30  Future style/高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・園田海未(CV.三森すずこ)
― 幕間映像5 ―
M31  それは僕たちの奇跡/μ's
― MC5 ―
M32  ミはμ’sicのミ/μ's
M33  Super LOVE=Super LIVE!/μ's
M34  No brand girls/μ's
M35  KiRa-KiRa Sensation!/μ's
― MC6 ―
M36  SUNNY DAY SONG/μ's
― 幕間映像6 ―
EN1  START:DASH!!/μ's
EN2  Snow halation/μ's
EN3  Oh,Love&Peace!/μ's
EN4  どんなときもずっと/μ's
― MC7 ―
EN5  MOMENT RING/μ's
― 幕間映像7 ―
W-ENCORE  僕たちはひとつの光/μ's
《高瀬司》
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