新世代の声優を発掘する 「キミコエ・プロジェクト」始動 “声の仕事”の裏側トーク

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新世代の声優を発掘する 「キミコエ・プロジェクト」始動 “声の仕事”の裏側トーク
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3月27日、AnimeJapan 2016のオープンステージにて、東北新社の新プロジェクト発表会が行われた。イベントにて、女性声優ユニット育成企画「キミコエ・オーディション」の始動が発表された。声優や歌手などさまざまなジャンルで活躍できる新世代の声優の発掘、育成を目指す。
イベントには、審査員メンバーから、アニメーション監督の伊藤尚往、音響監督の清水洋史、音楽プロデューサーの木皿洋平、声優の星野貴紀が登壇。“声の仕事”をテーマとしたトークに加え、観覧者参加型の模擬オーディションが行われた。

トークでは、“声の仕事”の内容や裏側を出演者それぞれの立場から話していった。まずはアニメ作品において声優が決まる過程について、アニメ監督の伊藤は、オーディションを行いさまざまなスタッフの意見を反映して決めていくと語った。だが、「どの声が良いかというのは生理的なものであるため、スタッフ間で意見が割れることは少なくない」と音響監督の清水は語る。その場合は、とことん議論を重ねて決めていくという。

今回の「キミコエ・オーディション」では、芝居だけでなく“歌手”として活躍できる声優を募集する。音楽プロデューサーの木皿は、声量や音感など単純に歌のスキルが高いだけでは駄目だと語る。オーディションでは、何十人という候補のデモテープを聴くため、そのときに何か光るものが無ければならないと語る。

またオーディションの雰囲気について尋ねられた星野は、「ピリピリしている」と回答。受験者みんな役づくりや演技に集中しており、また普段は仲が良い友人もその場では“敵”となるためだという。だが、その緊張感は楽しくもあると話した。

さらにイベントでは、声優の模擬オーディションが行われた。イベント直前に観覧者から参加者を募り、抽選によって2人の女性が挑戦することに。大勢の観客と審査員が見守るなかオーディションはスタート。大舞台であるにも関わらず堂々と演じきると、そんなふたりに会場から盛大な拍手が送られた。
講評で審査員は、まずは勇気ある挑戦を大きく称えた。その後、より演技が良くなるようアドバイスした。星野は「その調子で頑張ってほしい。ぜひスタジオで会いたいですね」とエールを送った。

求める人材については、演技力や熱意に加え「「一緒に何かをつくっていきたい」と思わせられるような人が欲しいとのこと。最後に星野は、「キミコエ・プロジェクト」はひとつのチャンスだとして、「おじけずにどんどん応募してほしい」と訴えた。
《沖本茂義》

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