「蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ‐」“Blue Field”~Finale~が、神奈川県横須賀市のよこすか芸術劇場にて、12月19日(土)に開催された。本作のキャラクターソングのライブ開催はBlue Field”以来、約2年ぶりとなる。当日は音楽も満載であった本作の縁の声優、アーティストが集結。その豪華な出演者たちが会場を沸かせた。まずは本編でも中心キャラクターとなっているイオナ、タカオ、ハルナの3人で組まれたユニットTrident。それぞれの声優を担当する渕上舞、沼倉愛美、山村響によるものだ。そして男性キャラクターの声優から成るBlue Steelsから興津和幸、織部僧、橿原杏平。さらに霧の生徒会の声優陣M・A・O、福原綾香、佐藤聡美、三森すずこ、五十嵐裕美、藤田咲が揃った。もちろんお馴染みのキャラクターも外せない。キリシマ役の内山夕実、四月一日いおり役の津田美波、八月一日静役の東山奈央、刑部蒔絵役の原紗友里と、まさに『蒼き鋼のアルペジオ』のキャストが総集結したかたちだ。加えてシークレットゲストが会場をサプライズさせた。劇場版の主題歌・挿入歌を担当したナノもステージに現れた。公演は作品から生まれた声優ユニットや作中の役割を活かした組み合わせで、観客を魅了した。劇場版 『Cadenza』の公開直前に発売された「“Blue Field”キャラクターSongs Vol.2」の新曲を中心に披露された。劇場版から登場した新キャラクターである<霧の生徒会>のメンバーは、今回が観客の前に揃って登場でははじめてとなった。これまで二度のソロライブを成功させたTridentは経験値の高さを見せるパフォーマンスで笑顔を振りまき、観客の心を掴んだ。カーテンコールではキャストそれぞれが作品の思いを語った。最後の一曲ではキャストが総登場し、テレビシリーズエンディング主題歌の「ブルー・フィールド」を熱唱するなど壮大なフィナーレとなった。ここで大きなサプライズが発表された。テレビシリーズスタートからずっと番組を盛り立ててきたTridentの解散決定である。これがアナウンスされると会場からは悲鳴が上がった。4月3日の幕張メッセイベントホールでのライブを最後に解散するという。ファンにとっては衝撃的なニュースだ。さらにラストフルアルバム「BLUE」が2月17日に発売されることもアナウンスされた。同作には公演の優先申込券が付属する。解散までわずか3ヵ月あまり、Tridentの全速力が続きそうだ。