日本のマンガの人気が海外に広がるなかで、日本のマンガ出版社が協力して直接海外にその魅力を届ける試みが行なわれている。2011年よりコミック出版社の会が中心となってアジア各国で開催する「マンガフェスティバル」である。これまでシンガポールとインドネシア・ジャカルタで実施されてきたが、2015年はタイ・バンコクで開催されることが決定した。 2015年11月6日から8日までの3日間、バンコク市内のCentral Worldを会場に「マンガフェスティバル in タイランド:MANGA Festival in Thailand」を行う。期間中はファン向けのイベントとビジネス向けのイベントの双方を展開する。
マンガフェスティバルは、日本のコンテンツ産業の振興、海外発信を目的とするコ・フェスタのオフィシャルイベントのひとつとなっている。東京ゲームショウや東京国際映画祭、AnimeJapanなど、数多くの国際イベントを包括している。 しかし、マンガフェスティバルは海外で開催される唯一つのイベントとなっている。マンガの人気がとりわけ海外で高いこと、そしてマンガ出版の海外事業進出にまだまだ開発の余地があるとみられることも理由だ。マンガフェスティバル in タイラン実行委員会と経済産業省が主催する。また実行員会の中心となるコミック出版社の会には、国内でマンガ出版を手掛ける有力14社が参加している。