「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」待望の第1作目 史上最速プレミア上映会レポート | アニメ!アニメ!

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」待望の第1作目 史上最速プレミア上映会レポート

2月15日日比谷公会堂で「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の第1作目の史上最速プレミア上映会「起源の啓示」が行われた。歴史あるガンダムの新たな幕開けをレポートした。

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2月15日(日)、日比谷公会堂で『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』の史上最速上映会「起源の啓示」プレミア上映会が開催された。当日は開場1時間以上前から人が並び、日比谷公会堂を回り込むように列がでるほどの人気となった。
今回の上映会では、設定資料や原画が展示されているため、多くの人が早めに会場へやってきたようだ。日比谷公会堂は1929年に建てられた歴史あるホールだ。内装は西洋風で気品があり、今からジオンの演説が始まるのではないかと思うような雰囲気の漂だ。
ステージの上にはスクリーン、そして両脇は赤のべロア生地の長い幕が下がっている。灯りに照らされている個所は赤く照らされ、シャア専用ザクが客席を覗いているように見えた。

上映時間が迫ると、約2000人の入る会場は人で埋まった。会場が暗転すると、スクリーンにはシャア・アズナブルが登場する歴代ガンダム作品のダイジェストが流れ始めた。
大量のスモークが流れ出し、シャア・アズナブル役の池田秀一さん、キャスバル・レム・ダイクン役の田中真弓さん、アルテイシア・ソム・ダイクン役の潘めぐみさんが登場した。「手の震えが止まらない」「足の震えが…」という言葉からキャストの緊張感が伝わってきた。池田さんがプレミア上映会を「通常の三倍速さ」と言うと、客席には笑いが起こった。その笑いで緊張感はほぐれ、期待が最高潮へ達したところで、上映が始まった。

約1時間の上映の後には大きな拍手が起こり、司会とキャスト3名、そして安彦良和総監督によるトークショーが始まった。
安彦総監督は客席を見渡し「眩しくて何も見えない」と笑いを取った後、「やっとここまで来ました。大変長かったです」とアニメ公開までの4年間、マンガ連載の10年間、そして『機動戦士ガンダム』からの36年間を振り返るように言った。
アニメの制作現場に20年いた安彦さんは、満足できるものができずに辞めたと、本作について「満足するものができた」と言い「1つのスタンダードになればいい」と話した。そして久しぶりにアニメの現場に戻った感想を「浦島太郎状態」と話し、デジタルやスタッフについての話に花を咲せた。

キャストのトークでは潘めぐみさんが『機動戦士ガンダム』の放送時、まだ産まれていなかったとの話題が。そこで池田さんが「産まれてましたよね?」と田中さんに問いかけ「産まれてたかなぁ~?」と返し笑いが起こった。
さらに田中さんは池田さんが冒頭で言った「手の震え」について「お酒のせいだと思います」と笑いをとる場面も。そんな明るい田中さんは声優の中でもベテラン中のベテランだが、「ガンダム」という作品に参加することにひどく緊張したと語った。収録後に飲みに行こうと思っていたが、あまりの緊張に疲れすぐに帰ったそうだ。
安彦さんは田中さんを唯一今回頼んで出演してもらったキャストだと話したが、実際に収録して見るとセリフ数が少なく、「こんなに無口だったのかキャスバル坊や…」と思ったそうだ。一方池田さんは「3倍速く出番が終わった」と、収録が15分で終わったと語っていた。

さらに過去の安彦作品での共演の話や、作業風景や今西監督らのインタビュー映像も入り、本作同様充実したトークショーとなった。
最後に安彦監督は「ガンダム知らない人も、オリジンをきっかけに新たに知ってほしい」、第2章についてもアフレコが近いことを明らかにした。さらなるガンダム作品に会場は大いに盛り上がって終了した。
まだ見ぬガンダム作品があることに、「こんなに嬉しいことはない…!」と思いを新たにすると同時に、本作をまた劇場で見れば新たな発見がありそうだと思わせる、そんな古くて、新しい「ガンダム」の誕生を見たイベントだった。

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」公式サイト
http://gundam-the-origin.net/

(C)創通・サンライズ
《タカロク》
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