2015年1月9日(金)、TOHOシネマズ日劇にて、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』25話、26話の先行上映会が行われた。壇上には空条承太郎役の小野大輔さん、プロデューサーの大森洋之さんが登壇。第6回目となるプレミア上映会は、客席から「ジョジョ!」と声が飛び、小野さんが「うっとうしいぞ、このアマ!」と応えるなど、最初から大盛り上がり。小野さんは、ジョジョの影響で別の仕事でも声が大きくなっていたり、「あ」や「っ」を意識的に大きめに出したりしていると話し、会場の笑いを誘った。その後も、ジョジョの収録中は風邪をひかない、など、ジョジョへの愛が感じられる熱のこもったトークが繰り広げられた。また、小野さんがアフレコが再スタートした時の気持ちを「新しいパンツを履いた正月の気持ち」と例え、小野さんの今日のパンツの話に。ジョジョ柄のパンツをはいてイベントに挑んだそうで、小野さんのジョジョ好きが見えないところにまで及んでいることが明かされた。続いて、エジプト編について話が展開された。エジプト編から登場する、“ちょっとブサイクでなければならない”という共通認識を持たれるイギー。そんなキャラクタ―をまさかの女性である福圓美里さんが演じるということで、福圓さんの声優としての能力を実感するアフレコとなったそうだ。また、エジプト編ではさらに強い敵が出てくるそうで、大森さんが「より結束を強めていかないといけない」、と話し、小野さんも「役者同士が高め合って作っている現場です」と、キャスト陣の結束の固さも明かされた。“原作に忠実に”がモットーのジョジョは、イギーの台詞や屁も忠実に再現されているそうだが、それだけではなく、犬の特徴も見事に表現されているそうだ。音響監督の岩浪美和さんが犬好きで、イギーに対する愛情が強く、的確なアドバイスをくれるのだとか。プレミア上映会は、音響も「ゴゴゴゴゴ立体音響ッ!」と特別仕様。25話、そして26話の見どころは、イギーのブサかわいさと、強力な、“覚悟が決まっている”敵、だそう。また、風景も美しく、とにかく細部まで楽しめるそうだ。待望の上映会は、スタッフの熱の入り具合が伝わってくる迫力満点の仕上がりとなっていた。上映後は、熱の冷めやらぬ中、アニメならではの、カラーだからこそのビジョン、表現についてキャストが熱弁。キャストと観客の気持ちが一体となり、笑いの絶えないトークとなった。最後はそれぞれの挨拶のあと、小野さんが「俺が裁くじゃない、俺たちで裁く!」と、承太郎の決め台詞に“総力戦”であることを上乗せして言い放ち、このイベントを締めくくった。[取材・文=月乃雫]『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』http://jojo-animation.com/
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