「かぐや姫の物語」「ジョバンニの島」が米国アカデミー賞長編アニメ部門エントリー、20作品で競う | アニメ!アニメ!

「かぐや姫の物語」「ジョバンニの島」が米国アカデミー賞長編アニメ部門エントリー、20作品で競う

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11月4日(現地時間)、米国映画芸術科学アカデミーは第87回米国アカデミー賞の候補の第1弾として、長編アニメーション部門のエントリー20作品を発表した。このなかに日本から高畑勲監督の『かぐや姫の物語』、西久保瑞穂監督の『ジョバンニの島』がリストアップされた。
このほかハリウッド大作の『LEGO ムービー』や『ベイマックス』、『ヒックとドラゴン2』などがある。一方で、ビル・プリンプトンの『Cheatin』、ライカの『The Boxtrolls』といったインディペンデントや海外からの作品も多い。

アカデミー賞のなかでは毎年最も早く発表される長編アニメーション部門のエントリーだが、これ自体はまだ選考が始まっているわけでない。製作会社・配給会社などからエントリーがあったなかで、映画芸術科学アカデミーが選考基準を満たしたと判断したものである。今回挙げられたなかには、『ジョバンニの島』など、エントリー条件のロサンゼルス地区での一週間の商業公開をまだ実施してないものもあり、今後本数が減る可能性もある。
一方でエントリーは最終的に16本以上になるとみられ、アカデミーのルールにより今年のノミネートは5作品となりそうだ。2015年1月15日にノミネート作品が発表される。

『かぐや姫の物語』は、高畑勲監督もとスタジオジブリが制作した。国内では2013年に公開、その斬新な映像表現が話題となった。米国では10月に公開、こちらでも高い評価を受けている。現時点でノミネート、そして賞自体の有力候補のひとつと言っていいだろう。
『ジョバンニの島』は2014年2月国内公開、第二次世界大戦末期から終戦直後の色丹島を舞台に少年の過酷な体験を描く。手描きアニメーションの魅力いっぱいに作られて、これまで海外の映画祭で受賞を重ねている。ただし、米国公開はまだされておらず、知名度の低さが弱点だ。

このほか有力候補は、2014年のアニメーション映画では最大ヒットになったディズニーの『LEGO ムービー』、それに続くドリームワークス・アニメーションの『ヒックとドラゴン2』、そして今後の公開となるが前評判の高い『ベイマックス』だろうか。続編が不利とされるアカデミー賞だけに、『ヒックとドラゴン2』がやや弱いかもしれない。
20作品のうちディズニーが4作品、ドリームワークス・アニメーションが3作品と全体の1/3を占める。それでも2014年は毎年有力作品を送り込むピクサーの作品がないことから、他のスタジオにチャンスは多い。
日本の2作品を含む海外勢も注目される。フランスからも『ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~』と『Jack and the Cuckoo-Clock Heart』がエントリー、アイルランドからは『Song of the Sea』、ラトビアからも『Rocks in My Pockets』がある。
ハリウッド大作とインディペンデント、そして良質な海外映画が、まずはノミネート5作品を争うことになる。

第87回米国アカデミー賞 長篇アニメーション部門 エントリー作品

『ベイマックス』
『The Book of Life』
『The Boxtrolls』
『Cheatin』
『ジョバンニの島』
『Henry & Me』
『The Hero of Color City』
『How to Train Your Dragon 2』
『Jack and the Cuckoo-Clock Heart』
『オズ めざせ!エメラルドの国へ』
『LEGO ムービー』
『ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~』
『Mr. Peabody & Sherman』
『Penguins of Madagascar』
『The Pirate Fairy』
『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』
『Rio 2』
『Rocks in My Pockets』
『Song of the Sea』
『かぐや姫の物語』
《animeanime》
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