鈴木敏夫プロデューサー「宮崎駿なき後は庵野」 東京国際映画祭の特集企画で

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鈴木敏夫(プロデューサー)&庵野秀明(監督)/「第27回東京国際映画祭」記者会見
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  • 庵野秀明(監督)/「第27回東京国際映画祭」記者会見
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「第27回東京国際映画祭」の概要発表の記者会見が8月26日(火)に開催。今年の目玉となる、庵野秀明監督の特別上映「庵野秀明の世界」についてもラインナップ発表があり、庵野監督と“仕掛け人”のスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが出席した。

アジア最大の国際映画祭として今年は10月23日(木)~31日(金)の日程で開催。併設のマーケット「TIFFCOM2014」は10月21日(火)~23日(木)に開催となる。例年通り、六本木ヒルズをメイン会場としつつ、オープンしたばかりのTOHOシネマズ日本橋も会場として加えられるほか、歌舞伎座とタッグを組んだ特別上映イベントとして、今年映画デビュー100周年を迎える世界の喜劇王・チャップリンの『街の灯』を歌舞伎座で上映するというこれまでにない試み(10月27日開催)も行われる。

また、日本のアニメーションを世界に発信し盛り上げていくという試みの中で、目玉となるのが特集上映「庵野秀明の世界」。

日本が誇る庵野監督の史上初の大型特集上映イベントで、1979年に自主製作で監督・作画を務めた「ことわざ辞典 へたな鉄砲も数うちゃあたる!」に始まり、自ら出演まで果たしている自主製作8ミリ実写作品「ウルトラマン」など、学生、アマチュア時代から近年の『エヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ、短編実写として大きな話題を呼んだ「巨神兵東京に現わる」まで、これまでに様々な形で関わった約50作品を上映する。

特にスタジオジブリ『風の谷のナウシカ』の巨神兵のパートなど、ジブリ作品が庵野さんが作画などで部分的に関わったその一部だけを切り取って上映されるというのも異例のこと。

庵野さんは、今回の上映のために改めて自作を見直したそうで「結構、いろいろやってましたね」と言いつつ、プロになる以前の作品に自身の“原点”を見たようで「根っこの部分はあまり変わってないかな」とも。上映される過去の自作の中で「忘れがたい作品」としては、やはりというべきか一連の『エヴァ』シリーズを挙げる一方で、「忘れたい作品は?」という問いには、「キツかったのは全部ですよ。忘れていいなら全部忘れる。いい思い出は監督には残らないから」と本音をのぞかせた。

この企画の発案者であるジブリの鈴木プロデューサーは今回の提案について、宮崎駿が長編映画の監督から引退した現状を踏まえ「宮崎駿なき後は庵野。少なく見積もっても10年、本人は20年って言うかもしれないけど、日本のアニメを牽引していく存在」と期待を口にする。

一方で、庵野監督がスタジオジブリで新作の監督を務める可能性について問われると「それはないんじゃない? (庵野監督が自身の)『カラー』という会社にこだわっているし」と語り、監督と言わずともコラボレーションの可能性についても「海外の会社とやるのも難しいけど、日本の会社とも“方法論”が違うので、そんな簡単じゃない。文化の違いですね」と否定的な見解を示した。

庵野さんは、今回の特集上映について「鈴木さんにはお世話になっているので断りづらい」と苦笑を浮かべて承諾した理由を明かす。「50代半ばということで一区切りしたというか、されちゃったなと思う」と語るが、50代半ばと言えば、宮崎監督がちょうど『もののけ姫』に取り掛かっていた働き盛りの時期。庵野さんも現在進行形で「いろいろやってますし、新しいものも進めています」と明かし、「働きます!」とさらに精力的に作品を発表していく意向を示した。

「庵野秀明の世界」はTOHOシネマズ日本橋にて10月24日(金)より30日(金)まで開催。

「第27回東京国際映画祭」は10月23日(木)より31日(金)まで開催。

鈴木敏夫P、庵野秀明を“宮崎駿の後継者”に指名?

《text:cinemacafe.net》

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