短編アニメーション『ゴールデンタイム』が、JPPA AWARDSの経済大臣賞、そしてグランプリの2冠に輝いた。6月2日、一般社団法人日本ポストプロダクション協会(JPPA)が発表した。日本ポストプロダクション協会映像制作のポストプロダクション業務の業界団体である。映像制作の技術パートを支えるポストプロダクションの振興をしている。『ゴールデンタイム』は、イマジカ・ロボットグループの映像制作会社ロボットが制作した。稲葉卓也さんが監督、脚本、キャラクターデザイン、アニメーションを手がけた話題作である。長さ22分50秒の作品は高く評価され、第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の優秀賞を受賞している。今回はポストプロダクションを手がけた株式会社IMAGICAの望月資泰さんが受賞者になる。JPPA AWARDSは、優れた映像技術と音響技術を顕彰する。アワードは、コマーシャル部門、ドラマ部門、ドキュメンタリー部門、情報番組・バラエティー・アニメ・その他放送番組部門、VP・MTV部門、サウンドデザイン部門などがある。ゴールド賞やシルバー賞、それに審査員特別賞などを設ける。グランプリはゴールド賞受賞作の中から選ばれ、経済産業大臣賞はさらに最も優れた作品に贈られる。今回はグランプリに音響技術分野として『ゴールデンタイム』が、映像技術分野から『アイシン精機株式会社 企業CM サプライズ篇 60秒』が選ばれた。さらに経済産業大臣賞も、『ゴールデンタイム』である。また、『ゴールデンタイム』は映像技術:VP・MTV・その他部門でもやはりIMAGICAの野口達弘さんが選ばれている。映像と音響双方で高く評価された。JPPAは今回の受賞理由として、“『ゴールデンタイム』は映像作品としての日本の高度なアニメーション技術による高度な作品であることは間違いないが、それとともに音響技術の完成度の高さが作品のクオリティをさらに押し上げ、海外に通じる作品となっている”とする。国内のアニメーション関係者にとっても心強い言葉だろう。一般社団法人日本ポストプロダクション協会/http://www.jppanet.or.jp/「ゴールデンタイム」/http://www.robot.co.jp/special/goldentime/
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