3月22日、AnimeJapan2014のAnisongJapanステージにて「緊急ディスカッション! 大型アニソンフェスの現在地とは?」が行われた。会場にはAnimelo Summer Live(アニサマ)ゼネラルプロデューサー・齋藤光二さん、ANIMAX MUSIXプロデューサー・薗田好豊さん、そしてリスアニ!LIVEブッキングプロデューサー・西原史顕さんが登壇した。現在のアニソンシーンを代表する三つのフェス、そのプロデューサー陣がクロストークを繰り広げるのは今回がはじめて。貴重な機会だけに会場は満席となり、立ち見もステージを取り囲む大賑わいとなった。まずは各フェスの特徴について、2005年スタートのアニサマは、さいたまスーパーアリーナ3days公演を取り上げた。現在ANIMAX MUSIXは横浜アリーナ、リスアニ!LIVEは日本武道館で行われているが、さいたまスーパーアリーナは最大の収容人数を誇っている。齋藤さんは、アニサマには「パイオニアたれという思いがある」と語った。そして「ハコ(会場)も大きくすることで影響力も大きくして、海外にも発信するようなエンジンになりたい」と胸の内を明かした。2009年初回開催のANIMAX MUSIXは、放送を前提としている点が一番のキーワードだ。薗田さんは「オンエアを通じて色々な人々に伝えたい」と思い、ライブ演出も放送に合わせたエンタテイメント性を重要視した。それが視聴者に親しみやすいコラボ曲やカバー曲の多さ、海外28ヶ国でのオンエアに繋がっている。一方のリスアニ!LIVEは2010年スタートの一番新しい企画である。それゆえに西原さんは「他のフェスがやっていないことをやろう」と独自性を目指したという。その一つとして、アーティストが普段組んでいるミュージシャンと参加するスタイルを採用。どうしても発生してしまうバンドの入れ替え時間は、MCのトークで埋めるというアイデアで解決した。これはすべての楽曲がシームレスに繋がっていく魅力を持つアニサマとは真逆の指向と言えるだろう。続いて行われた座談会でも、それぞれの方向性に違いが見られた。例えばアニサマとANIMAX MUSIXではアニメの絵や映像をライブ演出に取り入れた。アニソンとのシンクロや感動的なシーンの再現など、作品を追体験できるような試みは観客をさらに熱く沸かせ人気を集めている。だがリスアニ!LIVEは演出でアニメを使わない方針を明かした。それは「リスアニ!LIVE」が普段のライブの再現であり、「アーティストを持っているサウンドを届けよう」と考えているためだ。これらスタイルの違いはもちろん優劣などではなく、個別の楽しみの一つである。それぞれが異なる発展を遂げることで、現在の豊かなアニソンフェス界を創り上げきた。そのことが改めて確認できるステージとなった。[高橋克則]AnisongJapan/http://www.anime-japan.jp/sponsor/aniSong.html
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