押井守総監督による実写企画『THE NEXT GENERATION パトレイバー』が、4月5日からスタートする。第1章の劇場上映から2015年初夏の長編劇場映画まで一年にわたる大型プロジェクトになる。 そうしたなかでこれまでのアニメシリーズにも、新たに注目が増している。CS放送ファミリー劇場は、アニメ「機動警察パトレイバー」シリーズ全作を完全放送することを決定した。 さらに3月22日には大型アニメイベントAnimeJapan 2014で行われる上映直前企画の模様も放送する。実写版に向けて、作品の原点をたどることができる貴重な機会となる。
「機動警察パトレイバー」は幅広いメディアで作品が送り出されたシリーズだ。まず1988年から89年にかけて、後に『機動警察パトレイバー アーリーデイズ』と名付けられる初期OVAをリリース。その好評を受け、89年7月には『機動警察パトレイバー 劇場版』を公開した。作家性と娯楽性が発揮された本作は、現在でも高い評価を集めている。 その後、『機動警察パトレイバー ON TELEVISION』、『機動警察パトレイバー NEW OVA』を発表。93年公開の劇場第2作『機動警察パトレイバー2 the Movie』では、緻密なレイアウトと写実的なキャラクター表現が多くのファンに衝撃を与えた。そして2002年には劇場第3作『WXIII機動警察パトレイバー』と短編『ミニパト』が同時上映された。